知恵
現代はあらゆる可能性を考慮するべき時代となりました。単純な予測に従って計画し行動する方法は通用しなくなって来てきているのです。新しい生き方が求められています。 よく相場で予想が外れた時に、人は「買っておけば良かった」「売っておけば良かった」…
「独行道」は、宮本武蔵が死ぬ一週間前に掛幅へ書いたものです。自筆の掛幅が今でも存在しています。そこに宮本武蔵の生き方の指針を示す21か条が並べられています。 ここには、彼がどのように独りで道を極めて行ったかという知恵が収められています。これら…
日本で様々なシステムが崩壊しています。それまで盤石と思われていたようなシステムがです。このような時代に我々はどのように生きたら良いのでしょう。 人間は自分の身の回りのシステムを出来るだけ保とうとします。食べものに心配する必要が無い環境。おカ…
現代社会は責任をとらない人間が得をするように出来ています。他人にリスクを転嫁して本人はリターンだけを得るのです。日本も同様です。具体的に見ていきましょう。 「ニッポン無責任時代」という1960年代の映画があります。コメディ映画ですが人生の極意が…
世界は変わりました。これまでは自身の才能よりも、周りに合わせて能率の良い仕事が出来るかどうかが大切でした。しかしこれからは違います。現在は勝者総取りの世界です。全てを手に入れるか取られるかのどちらかなのです。このような世界で何の取り柄もな…
聖書には「悪魔」がたびたび登場します。聖書に書かれている「悪魔」とはいったい何の象徴だったのでしょうか。単に「悪いもの」「恐ろしいもの」を示していたのでしょうか。 聖書の「悪魔」は極めて特殊なものです。妖怪や幽霊、鬼の類は世界中の神話や伝承…
数多(あまた)ある書物の中でも人生の節目において何度も読み返すべき重要な本があります。ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」はそういった本のひとつです。人間がこれから目指していくべき方向についての大切な示唆を得ることができます。 シッダールタは…
日本人は変わりゆく環境に適応できません。このままでは滅ぶしかないでしょう。生物として極めて当たり前のことができていないのです。なぜ日本人はこうなったのでしょうか。 人間は、外界をシミュレートできる、脳という面白い器官を持っています。世界の小…
日本人は抽象的な思考を苦手としています。なぜでしょうか。音や言葉を処理する能力と抽象化の能力は関係しています。ところが日本人は、音声処理が苦手なのです。彼らの思考能力に限界があるのは、こういった理由もあるのです。 人間が世界を認識する場合に…
日本人は「日本が大好きです」と言いながら、日本に投資をしません。自分にも投資しません。投資がなければ成長も未来もありません。こんな時だからこそ、投資をすべきなのです。 彼らはいつも誰かに頼っています。自分の運命さえも他人に決めてもらいます。…
日本人は幸福ではありません。それどころか、彼らは自分が不愉快であるならば他人も不愉快になるべきだと考えています。周りを巻き込むのです。こうして不幸の連鎖が続きます。彼らの内面は一体どうなっているのでしょうか。 モノやカネはいくらあっても満足…
日本人は正しく外界を捉えられていません。自分も分かっていません。人間は世界を脳というフィルターを通して見ています。ですからそのフィルターが歪んでいれば、世界も歪んで見えます。同じ世界を見ていても、まったく別なものを見ており、その結果、違う…
日本人は怠け者です。手抜きをしながら生きています。決断を回避し、感情を抑制しています。それが日本の衰退へとつながっているのです。 脳は膨大なエネルギーを消費します。なので気を抜くと、どんどんモノを考えなくなります。これに抗わないと人として進…