kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

多数派に流されたり、借り物の思想を有難がる人とならない為に

ほとんどの人は独自の考えも信念もなく生きています。それでも、しばらく生きていると自分の信条を持ちたいと思うようになります。そういった時に便利なのが、宗教や思想なのです。 自らオリジナリティのある考えを一から作り上げるというのは大変なことです…

人生を楽しむことができない惨めな人間とならない為に

人間は自由意志を持つ存在です。自らの意志で善悪をも選ぶことができます(自由意志というのは、あるいは幻想かもしれませんが、少なくとも行為の結果に対して是非の判定をすることによって、自分の未来の行動の蓋然性に影響を及ぼすことができます)。 サイ…

ベートーヴェンの魅力が溢れるピアノソナタ「テンペスト」

ピアノソナタ17番、通称「テンペスト」は32曲あるピアノソナタの中でも、ベートーヴェンの多様な面が見られるだけでなく、それ自体独特の魅力を持った曲です。 初期の傑作「悲愴」のようなドラマチックな展開もあれば、「熱情」のような激しいところもある、…

システムが生み出す不条理に押しつぶされない為に

もっとも非人間的な邪悪さというのは、効率的なシステムの中に存在します。開高健の「流亡記」には始皇帝によって作られた全土を支配するシステムによって、機械的に人々が殺され搾取される様が描かれています。しかも携わっている人間には悪意が無い為、自…