宗教
現代の人々にとって神はどのような意味を持つのでしょうか。このまま打ち捨てられる存在でしょうか。それとも神を信じる事に意味はあるのでしょうか。 神の存在は科学によってほぼ否定されています。もとより神が居ない事は証明できませんが、居る事も証明で…
アメリカにとって銃はなくてはならないものです。銃を禁止したら、それはもはや米国ではありません。銃に象徴される武力は、アメリカそのものです。「平和は力によって獲得される」という考え方です。そしてそれにタダ乗りしているのが日本なのです。 機会が…
日本人には倫理がありません。彼らは法に触れなければ何をしても構わないと考えています。もっと言えばバレなければ何をしてもいいのです。彼らに高い倫理を求めることはできません。しかし倫理がないことが様々な失敗の原因となっているのです。 日本人は差…
日本は衰退の一途を辿っています。成長率は先進国のなかでも最低です。もはや先進国ですらありません。日本人はどこで道を間違えたのでしょうか。そしてその原因は何なのでしょうか。 現代の資本主義のシステムはアングロ・サクソンによって作られました。そ…
日本人は変わりゆく環境に適応できません。このままでは滅ぶしかないでしょう。生物として極めて当たり前のことができていないのです。なぜ日本人はこうなったのでしょうか。 人間は、外界をシミュレートできる、脳という面白い器官を持っています。世界の小…
現代社会は新しい価値体系を必要としています。現実を変えられないのなら、理念を変えるしかありません。新しい道徳が生まれ、それを受け入れる社会が到来します。 我々は、これまで以上に死と向き合う事になります。実をいえば、私たちは既に死神と取引をし…
日本人に共通してみられる行動の背後にあるものは何でしょうか。それによって日本人の行動を予測できる、シンプルな原理や仕組みがあるのではないでしょうか。 日本人の行動を説明する要素として、仮に、次の2つをあげてみます。 (a)ヒトには上下がある…
日本人には余裕がありません。余裕が人間としての深みを与えます。それが豊かな文化や文明へとつながっていくのです。 若い見習い士官の日々をコミカルに描いた「スタートレック・ロワーデッキ」というアニメがあります。その第三話はこんなエピソードでした…
日本人は善意を装いながら、悪を行う人達です。不完全なポリ袋の防護服を子供に作らせ、それを医療機関に寄贈する事で、美談を狙った大人たちの事が話題になりました。 そして彼らは、弱者を都合よく利用しながらも、何か批判されると弱者の立場で反論します…
神学者ルターの人物画等で知られる、ドイツの画家、Lucas Cranach der Ältereによる、"Judith mit dem Haupt des Holofernes"です。旧約聖書にある敵の首を取ったユディット(Judith)にちなんだ絵画であり、この話は画題としてよく扱われてきましたが、彼が描…
「ブラッド・スローン("Shot Caller")」という映画があります。主人公は交通事故がきっかけで収監され、生き延びるためにギャングの一員となります。一旦その地獄に嵌ってしまうと、刑務所を出たとしても、常に囚人を束ねる支配者の影響下におかれ、逃れる事…
「ソーセージ・パーティー」という映画があります。スーパーに売られている食材達を主人公にした寓話です。彼らは神(人間)に選ばれることによって永遠の地に行けると信じていましたが、実際には切り刻まれて食われるという真実を知ります。天国に行けると…
神はいるのか、いないのか? もし仮にいたとしても、この物理世界や人間に関心を持っているのでしょうか? 神や悪魔と会話したという人もいるようですが、一般的に言って、神が存在するかどうかは不可知であり、誰にも分かりません。しかし、もし宗教が教え…
2018年に全米で公開される「サムソン」という映画があります。サムソンは、旧約聖書に書かれている神に選ばれた存在で、その怪力をもって数千人の敵を打ち殺し、死ぬ際にも大勢の敵を道連れにした古代イスラエルの英雄です。 宗教というのは暴力と深く結びつ…
人間は一人きりになりたいと思えば、たいていの人は、そうすることができます。部屋にこもったり、あるいは、どこか辺鄙なところに出かけて孤独を楽しむことができます。人間はこれを当たり前と考えますが、人間より上位に位置する高次の存在は、そのような…
この世界を司っている人達は人口削減を望んでいるわけではありません。聖書は「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」と命じているからです。ですから地球が人を養えるギリギリの線まで人を増やすことはあっても、その逆は考えにくいのです。わざわざ意図的に世界大…
旧約聖書の神を信じる人達にとっての、この世の目的を考えてみましょう。この世界に人がいる目的、それは実に簡潔に聖書のなかに記されています。 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動…
以下はフィクションです。 ほとんどの庶民が無神論者や唯物論者である一方で、皮肉なことに、為政者達は目に見えない存在を信じています。というのも、彼らはそういった存在と実際にコミュニケーションをとり、未来を教えてもらい、時に願い事を叶えてもらっ…
人間が理性的存在であるためには、長期記憶の存在が必要不可欠です。記憶があるから自分が何者であるかが自覚でき、客観的に自省し、未来の計画を立てて実行に移すことができるのです。 この長期記憶が何処に保存されているのかは、はっきりと分かっていませ…
ユダヤ系の作家、アイザック・アシモフのSF小説に「銀河帝国の興亡」というのがあります。巨大な銀河帝国の崩壊を予測した科学者が、文明が衰退した後でも、できるだけ速やかに第2の銀河帝国が再建されるよう、2つのファウンデーション(土台)を密かに作っ…
「愛」という言葉の意味を誤解している人が多くいます。普通に「愛」といっても人によってその意味はさまざまです。 (1)性愛 : おもに男女間で見られる肉欲を伴う激しい感情と欲望 (2)普通の愛 : 子供や友人に対するような、肉欲を伴わないが、自身…
「すべて平等に価値がない」、映画「フルメタル・ジャケット」において鬼軍曹が新兵にたいして言い放つ言葉ですが、けだし名言です。 なまじっか人間に価値があるとか、現在の人生に価値があるとか、人命は地球よりも重いとか信じてしまうから矛盾に突き当た…
キリスト教徒は自殺できないとされています。旧約聖書に書かれている「汝、殺す無かれ」は自殺も含むと考えるのが一般的です。 また聖書に書かれている自殺の例もあまり良いものはありません。ダビデの命を狙っていたイスラエルのサウル王は戦場で追い詰めら…
遠藤周作の「沈黙」という小説に、クリスチャンが直面するジレンマが描かれています。島原の乱後の江戸時代に日本を訪れたポルトガル人宣教師が、「お前が棄教するまで、他の棄教を約束したクリスチャン達の拷問を続ける」と日本の役人に脅されるのです。そ…
神を信じようとする際、最初に躓くのが、これかもしれません。なぜ祈りは聞かれないのか。 それは、イエスが磔になって現在に至るまで死んだ状態、無意識の状態であるからと考えられます。黙示録には「わたしは、すぐに来る」と書かれており、また磔になった…
イエスが言う「この世の終わり」において、この物理世界は一瞬で新しくされます。しかしクリスチャンでさえも、その新しい天と地(Sky and Earth)の変わり様に驚く人々がいるかもしれません。いくつか思いつくものを挙げてみます。 (1)男女の性別はなく…
「カイジ」という漫画に、「この世を空想か何かのように考えて、真剣に生きようとしない人間が多い」と登場人物が語るシーンがあります。しかし真実は逆です。この世は天界(異次元)の住人から見れば、仮想世界そのものです。 なぜ行き当たりばったりで出会…
近々、聖書の黙示録に書かれているような、恐ろしいこの世の終わりが来るのでしょうか。第三次世界大戦や天災、地震、疫病が世界的に起こって多くの人々が死ぬのでしょうか。そして正しい人だけが携挙(天に挙げられる)されるのでしょうか。 ルシファーがこ…
誤解されていますがルシファーは悪の権化ではありません。この物理世界で善と悪を創ったのはルシファーですが、彼は人間が悪の誘惑、また過度な偽善者となる誘惑に打ち勝って絶妙なバランス感覚を持って物事を解決していく事を求めているのです。 問題は、こ…
現在のルシファーの目的はこの世の破壊ではなく、ユートピア(ディストピア)構築であるように思います。ルシファーは嘘つきであり偽善者であるとしてイエスに弾劾されました。このままだと配下の御使いもろとも永遠の地獄へ行くことになりかねません。それ…