kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

自分に投資しない日本人

日本人は「日本が大好きです」と言いながら、日本に投資をしません。自分にも投資しません。投資がなければ成長も未来もありません。こんな時だからこそ、投資をすべきなのです。

 

彼らはいつも誰かに頼っています。自分の運命さえも他人に決めてもらいます。もっと自律的な人間となり、自分に投資をするべきです。そもそも、みんなと同じようなことをして利益を得られるはずがありません。

何か本を読むにしても、手っ取り早くハウツー本に手を出す人がいます。長く読み継がれており、評価も高い古典を読むべきです。一見すると遠回りに見えますが、その分、あとの人生で得られるリターンも大きいのです。

対して相場での投機は、どこまで行ってもギャンブル的要素を拭うことができません。いくら金融知識を身に着けても、勝つかどうかは全くの別ものです。けれども自分への投資であれば、かけた分以上の利益を必ず自分にもたらすのです。

 

日本人は、長期的視野にもとづいた勝利ではなく、短期的な大勝利を重視する傾向があります。例えばサッカーでも、たまたま格上のドイツに勝ったからといって大喜びします。テニスのように実力によって勝敗が決まるゲームではなく、野球のトーナメントのような運が大きく左右するようなものを好みます。

自分の力で着実に成功を重ねるのではなく、偶然の要素による1回の成功を得ようとするのです。だから戦術においても、一か八かの、真珠湾攻撃ミッドウェー海戦のような無茶なことを試みました。結局は敗戦によって、それまでコツコツ積み立てた信用や資産を失ってしまったのです。

 

此処一番での賭けが大好きな一方で、普段の日本人はミスをしないことを重視します。苦手科目を克服することに時間をかけたり、二度と同じ失敗を冒さないように他人を厳しく諌めたりします。

ミスをしなければ、そこそこは勝つかもしれませんが、決して一流にはなれません。失敗のことばかり考えるのではなく「なぜ自分はあそこで上手く出来たのか」「なぜ自分はスゴイのか」と考えるべきです。嫌なものに注目するのではなく、自分の好きなものや、得意なものを反芻するべきなのです。

 

例えば株にしても、自分の好きなものに投資をすべきです。「他人が良いと勧めるから」といった理由では、ちょっと下がっただけで嫌になって売り払ってしまうでしょう。それを買うように勧めた人を恨むことさえします。

反対に、業界や会社をよく理解していて、好きで買ったのであれば、相場の上げ下げに神経質になることもなく、長く持ち続けることができるでしょう。人間は感情で動く動物です。嫌なものをずっと持ち続けていることなどできないのです。

投資では、ある程度の期間にわたり持ち続けるだけでなく、入り口と出口の判断が重要です。それを誤ると、高値で買い底値で売ってしまうという最悪のケースもあり得るのです。

アメリカの株は割高ではありますが、これからも成長を続けるだろうと予測する人もいます。逆張りで有名なジム・ロジャーズは、ロシアや中国を買うべきだと言います。どちらもそれなりに理由があります。大切なのはいつ買って、いつ売るかというタイミングです。30年や50年もの間、持っていれば、どちらも上がっているかもしれません。しかしそこまで待てない人がほとんどです。

 

これに比べて、自己投資ではそのような事はありません。いつ投資を始めても良いし、いつ中断しようが構いません。これほど安全でお得な投資はないのです。

カネを使う場合には、「それが投資なのか浪費なのか」を考えるべきです。新型のスマホが出たからといって直ぐに買い替えていたのなら、それは浪費になるでしょう。逆に、新しい機能が自分にとっては必要不可欠で、それを手に入れることによって大きなリターンを生むと確信しているのなら投資です。

 

最近、防衛費の話題が挙がっています。軍事にカネをかけるのは浪費です。不安は煽れば煽るほど大きくなっていくので、いくらでもカネをかける理由は見つけられます。

帝国主義の時代なら領土や植民地が増えましたが、ただの防衛では何も得られません。せいぜい、国や金持ちの資産を守れるかもしれないという程度の消極的な理由しか見当たりません。却って緊張により戦争のリスクを高めてしまうかもしれません。

もし、あなたの隣人がブロック塀を張り巡らし、監視カメラをあちこちに設置し、ナ◯フを隠し持ちながら鋭い目つきで歩くようになったらどう思いますか? しかも「皆が俺のカネを狙っている」と呟いているのです。誰からも煙たがられる危険人物です。

彼の被害妄想はますます増していき、「俺を笑ったな」とか「子供がうるさい」などと因縁をつけて、暴力を振るって来るかもしれません。彼自身も安心できるどころか、不安に苛まれ不幸になっていくだけでしょう。頭のおかしな人間に武器を与えてはなりません。誰かのお下がりの錆びた武器であっても危険です。歴史上、軍事にカネを注ぎ込んで滅びなかった国はありません。

無能な穀潰しがこの国を牛耳っています。彼らは国民に節電と清貧を求め、増税を我慢するように強いる一方で、下痢便のように無駄なことでカネを浪費しています。キックバックにしか興味のない連中です。いっぽうで庶民は「ゴミ拾いをする日本人はスゴイ」「寒さに耐える日本人スゴイ」「質素な食事で頑張る日本人スゴイ」と合唱している始末です。なんとも貧乏くさい三等国です。

 

無理をして貯めたカネを一夜にして散財するというのが、日本人の本性です。そのような愚か者になってはいけません。

今どきの日本人は、Youtuberに憧れて結局はサラリーマンになります。彼らの書いた人生攻略本を喜んで読みます。みんなラクをしてカネを儲けたいのです。一発逆転を夢見ながらも、多くの人は惨めに人生を終えていきます。チャンスが訪れても、ギャンブルのようなカネの使い方をしてしまいます。

 

彼らは忍耐力があっても、心のなかに消えることのない憤怒や不満を抱えています。何の目的も持たないから、無駄に資産を使い果たしてしまいます。怒りと憎悪をいだき、愛を持たないから、他国や他人に迷惑をかけます。

低劣な人間は、自分の外に、幸福や良いものを見つけようとします。幸福は自分のなかにあるのにです。自分の内に富を持たない人は、人間であることを放棄しています。

自分の心に財産を貯めるのはとても簡単です。けれども、それを実行する人は少ないのです。

投資思考

幸福について (光文社古典新訳文庫)

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お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する

人類にはまだ目標がない。しかし兄弟よ、教えてくれないか。人類に目標が見あたらないのなら、実は人類そのものも見あたらないんじゃないか?

ニーチェツァラトゥストラ