近々、聖書の黙示録に書かれているような、恐ろしいこの世の終わりが来るのでしょうか。第三次世界大戦や天災、地震、疫病が世界的に起こって多くの人々が死ぬのでしょうか。そして正しい人だけが携挙(天に挙げられる)されるのでしょうか。
ルシファーがこの物理世界を粉々に破壊するというのはあまり考えられないことです。というのもルシファーはこの箱庭世界が大好きだからです。この世界でうごめく人々を愛しているのです。
もうすぐ第三次世界大戦が来そうだとか、金融危機、経済危機が来るだとか、NWOやイルミナティ、人工知能による支配だとか、地球温暖化だとか、大地震が来るとか、様々な可能性が語られますが、これらは一種のショックドクトリンです。人々を疲弊させ、堕落させ、最終的に「終わりなんか来ないんだ」と思わせるのが目的です。しかし終わりは来ます。それも突然にです。ですが破壊的なものではありません。
イエスはこう述べています。
ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。(マタイ24:27)
しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。(マタイ24:29)
稲妻は光です。光が東から西に閃くのは、ほんの一瞬です。この物理世界は天界の住人からすれば、コンピューターの中のシミュレーションゲームのような世界です。OSを予め入れ替え、データのバックアップをとり、この世界のありようを変えるのは、コンピューターのリセットと同じで、ゲーム内の住人の意識からすればほんの一瞬の出来事にすぎないのです。
その時、世界のありようは全く変わってしまうと思われます。太陽や月、星々は無くなり、山々や海も消え去ってしまうかもしれません。何故ならノアの洪水前はこれらのものは地上からすると無いものだったからです。エデンの園時代は、さらに世界の様子や人間の形状さえも異なっていたと思われるからです。全く変わってしまった新しい天と地(Sky and Earth)を見て、多くの人々はその時震えて艱難と裁きを待つことでしょう。