kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

反応が鈍く後を引く日本人 -神経細胞の興奮と抑制のバランス-

日本人は反応の鈍い人たちです。ひょっとすると神経細胞レベルで何か原因があるのかもしれません。それについてちょっと考えてみましょう。

 

日本人がフォーミュラ1にかかわってから久しいですが、総合順位は芳しくありません。単発のレースで3位がせいぜいです。鈴鹿でも勝てません。ラップタイムも見るべきものがありません。コンストラクターやエンジン以外に何か原因があるのではないでしょうか。

クルマを高速で運転する際には、感覚を総動員して、素早く的確に反応する必要があります。ステアリグホイールから伝わってくる路面の感覚を手の平から、クルマの挙動を腰や体全体から感じとります。目の前の様子だけでなく、計器も確認する必要があります。

経験による危険予知能力も必要ですが、脳神経レベルでの速さの違いが出てしまうのが、サーキットでの自動車競技なのではないでしょうか。速いドライバーは若いうちから際立っています。それと比べると、ラリー競技は経験が重要ですし、コ・ドライバーやその時の環境といった、個人以外の要素も大切です。

 

日常生活で日本人と会話をすると、気になる事があります。反応が遅く、しかもそれを引きずるのです。それをイメージにしてみました。f:id:kurukuru89:20211002095157j:plain

日本人以外の場合だと、話をすると直ぐに反応を返し、それが過ぎると前の落ち着いた状態に戻ります。ところが日本人の場合だと、反応が鈍く、刺激を与え続けると、ようやく弱いながらも反応を返します。そしてそれが後を引きます。思考だけでなく、感情面でもそうです。彼らの表情や行動を見ていても、同じような鈍さと遅さを感じます。

 

俗に、日本人はアッパー系のクスリを好み、外人はダウン系のクスリを好むと言われます。北米で、大人しくボーッと突っ立っていると、警官が寄ってきます。クスリでもやっているのかと思われるのです。日本では逆に、キョロキョロ、ソワソワしていると職質をかけられます。日本人自身も、己の鈍さを、薄々感づいてはいるのです。

 

日本人はニューロンレベルで、何か異常があるのかもしれません。ニューロンニューロンの連絡は、シナプス間隙の神経伝達物質を介して行われます。グルタミン酸が、ニューロンAからニューロンBに信号を伝えるのに使われます。いっぽうでGABAという物質が、シナプスの興奮を抑える働きをします。シナプスが発火をし続けたら、脳に深刻なダメージを与えてしまうからです。「てんかん」と同じような状態です。ちなみに日本では、化学調味料として使われていた「グルタミン酸ナトリウムを摂れば頭が良くなる」と信じられていた時期がありました。

また他に、ニューロンAとニューロンBのシナプス間隙付近に、介在ニューロンというものが存在します。信号を増幅したり、逆に抑制をかけたりする、特殊なニューロンです。

 

反応が素早く、しかもそれが後に引かない人たちは、この興奮と抑制の機能が正常に働いていると思われます。しかし日本人の場合、なかなかニューロンが発火せず、いったん発火してしまうと、それがあちこちに飛び火してしまい、なかなか収まらないのかもしれません。

 

最近は、カフェインを大量にとる日本人も多いようです。メタン〇ェタミンが日本で規制されたのは戦後のことで、それまでは薬局で買うことができました。受験生が勉強をするのに使っていたのです。

興奮性の刺激を好む一方で、日本ではベンゾジアゼピンの消費が群を抜いて多いのです。ベンゾジアゼピンはアルコールと同じように、GABAA受容体と複合しているBZD受容体に働いてGABAの作用を増強し、興奮を静めます。ベンゾジアゼピンは、睡眠導入剤や、精神安定剤(マイナー・トランキライザー)、抗てんかん薬として使われます。

 

また、ニューロンAが発火すると、ニューロンBも直ちに発火するわけではありません。確率的にしか発火しないのです。これが脳とコンピューターとの違いです。コンピューターのハードは、ある信号を与えると、必ず同じ動きをします。しかし人間の脳は、仮に同じような刺激を与えても、同じにはなりません。ですから人間は、何度も同じ動きを練習しても、同じ行動をとれるとは限らないのです。日本人の場合、ニューロンが発火する確率が全体的に低いのかもしれません。

 

何らかの原因により、脳内での刺激がなかなか伝わらず、いったん刺激が起こると収まりにくい、それが日本人の行動を特徴づけているのかもしれません。感情も不安定です。一貫した行動をとることも出来ません。強迫神経症的に同じ事に拘り、根に持ちます。

 

興奮と抑制のコントロールにかかわる部分なので、薬品ではどうにもならないのです。自然な状態では、適切に思考したり、感情を抱いたり、行動することができません。ですから日本人は、言われたことを正確に遂行する事に一生懸命となります。それが学業や仕事の成果につながると信じています。

 

「頭は使えば良くなる」とよく言われます。しかしこれでは不十分です。「頭を正しく使えば良くなる」というのが本当です。無暗に努力しても、頭はよくはならないのです。

 

例え正しく頭を使っても、上に述べたような基本的な特性は変わりません。ただし、それを自覚している者と、自覚していない者との間には、大きな差がつくでしょう。その特性を逆に、メリットとする事ができるからです。


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