kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

フォーレ「レクイエム」からサンクトゥス、ピエ・イェズ

フランスの作曲家フォーレによって19世紀後半に書かれたレクイエムです。レクイエムは、モーツァルトヴェルディのものがとりわけ有名です。しかしフォーレの曲は、それらと比べて全体の透明感と平穏な美しさで際立っています。構成も室内楽曲的で声楽の美しさをじっくりと鑑賞することができます。

 

発表当時は、宗教関係者から「死の恐ろしさが足りない」との批判が起こりました。実際におどろおどろしい「怒りの日」は本レクイエムの中から省略されています。

しかしフォーレにとって、死は決して忌避すべき恐ろしいものではなかったのです。むしろ死を幸福や解放として捉えていたのです。フォーレ自身も作曲の動機を「喜びのために」と語っています。

3曲目の「サンクトゥス」です。喜びと希望に満ちた神への賛美が盛り上がる部分でのホルンが印象的です。

「ピエ・イェズ」です。イエスを讃える歌です。ソプラノ独唱による大変美しい曲です。ボーイソプラノで歌われることもあります。

フォーレ:レクイエム(オリジナル版) (SHM-CD)