日本人というのは貧乏臭い人々です。「貧すれば鈍する」の言葉どおりに、負のスパイラルに陥っています。物質的に貧乏なだけでなく、精神的にも貧しい人々と化しているのです。
ネットのニュースにおいて、最近やたらとラーメンを褒め称える記事をみかけるようになりました。いわく「ラーメンは完全メシだ」というものです。その他にも「ラーメンは栄養満点である」だとか「貧困層の栄養失調問題を解決!」というものもあります。
ラーメンだけでなく、コンビニで販売される弁当でも、ご飯におかずが一品だけという「だけ弁当」が売られ始めています。なんとも情けない話です。と同時に、気持ちの悪い現象でもあります。裏では広告代理店や役人のような連中が旗振りをしているのです。
その昔、インスタントラーメンが始めて製品化された1950年代以降に、通産省がラーメンを「完全食」などと呼んだことがありました。インスタントラーメンなんて、ビタミン類をちょっと追加しただけの炭水化物と化学調味料と脂の不健全な混ぜものです。彼らにとって「貧乏人はこんなもので十分」というわけだったのです。
日本円の購買力は1970年代と同じという話があります。このままでは、1970年どころではなく、もう少しで戦後と比較されるような状況に日本は陥るに違いありません。
不健全なものを食べるようになり、人々はブクブクと太り始めています。スーパーでは、ダブダブの服に身を包んだ人々がスナック菓子を漁っている姿をみかけます。キャリア官僚でも醜く太った豚のような連中を見かけるようになりました。
多様性の重要さが叫ばれる時代ですが、肥満だけは別です。資本主義社会では肥満は許されません。というのも肥満は「搾取される側である労働者」を示すサインだからです。つまり彼らは、自己コントロールが効かず、企業の宣伝に洗脳されるがままにクズ商品を消費する人々だということです。まともな企業では太った人を採用することはありません。しかし役所や電機メーカー、エネルギー事業者では太った人をよく見かけるのです。
閑話休題。さてつい最近のニュースですが、高速道路のサービスエリアで、深夜に無料でコーヒーをドライバーに提供することで、居眠り運転を防止するという実証実験が開始されるそうです。
なにしろ、物流問題を解決するためにトラックの制限速度を緩めてしまうという国です。ドライバーの精神力だけが頼りです。もちろん事故を起こしたら自己責任です。国も会社も許してはくれません。
カフェイン摂取を積極的に国民に勧めるような国ですから、そのうちに覚◯剤も合法化されて薬局で市販されるようになるでしょう。これも戦後とまったく同じです。
人々は「スキマバイト」などと称して、本業以外にも仕事を掛け持つようになりました。本来ならば9時から17時までの労働だけで十分に生活ができるようにするべきなのです。ところが人々は、賃上げを求めるどころか、副業を持つのが当たり前だと思いこんでアルバイト探しに精を出す始末です。これなら日本ではなく、どこかの南国で、漁師や狩猟でもしている方がまだマシではないでしょうか?
この国に住んでいて、ひとたび自然災害が起これば大変なことになります。国や自治体、公共放送は「早く逃げて」と声がけをするだけです。「15分ルール」というものも勝手に作り始めています。逃げるのにモタモタしているような年寄りや障害者は見殺しにするという事です。
災害が一段落したあとも問題です。復興事業がまったくカネにならないような僻地では、誰も助けには来てくれません。劣悪な環境の避難所で苦しんでいても、「無理をしないで」などと無責任な言葉を言われるだけです。この国の人間は口先ばかりです。自然災害でこんな状況なのですから、戦争になったらどんな事になるでしょうか。先の大戦の教訓を忘れてしまったのでしょうか。
貧しい国では人々の精神力だけが頼りです。表面だけの虚しいスローガンが連呼される一方で、人々をカフェインやアン◯ェタミンで無理やり働かせようとします。
こういった国では、すべてが軍隊調となります。上下関係や礼儀正しさが強調されます。春となり「すみれの花が咲く頃」には、日本のあちこちでシゴキやイジメが横行します。「鉄は熱いうち打て」とばかりに新人を鍛えるのです。こうして日本精神を具現化したロボットが誕生します。彼らはあらゆる艱難辛苦に耐え、自分の命をも顧みません。実に醜い姿ですが、表面上は白く美しく装っています。
貧困化が進み、彼らはゆとりを失っています。まともにものを考えることもできなくなっています。目先の「カネがすべて」であり、その先のことを考えられません。
大阪の万◯博◯会では、会場の周りをぐると取り囲む醜い木製リングのせいで「資材を運び込めなくなりそうだ」という話があがっています。更にカネと手間がかかりそうです。大阪人は愉快な人達です。彼らは身をもって「日本のお笑い」とはどういうものであるのかを示してくれているのです。
歓楽街では小汚い「たちんぼ」の姿を見かけることができます。梅毒感染者も増えています。外国人に対して、親切にした見返りにカネをせびろうとする日本人もいます。「日本人は入るべからず」とでも言うべきお店も増えてきています。
その昔の上海では「犬と中国人は入るべからず」という看板が実際にありました。今度は日本人がそれを体験する時代となりました。日本国内にいながら「日本人」という理由だけで差別されてしまうのです。
物質的に貧乏となり、精神も貧しくなる。そして「日本人」というブランドがどんどんと低下して、世界の笑いものとなる。そういう時代を我々は生きているのです。