kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

戦争を待ち望む日本

日本は戦争を望んでいます。戦争によって国を活性化し豊かになることを目論んでいます。その実現のために着実に準備を進めています。

 

日本は宇宙・防衛産業に力を入れています。国は法律を改正してJAXAに対し継続的で弾力的な資金提供を予定しています。防衛予算も増えており、日本の重工大手や電機メーカーは大幅な売上アップを見込んでいます。

言うまでもなく宇宙事業で培われた技術や施設は即時に兵器へと転用することができます。ロケットも弾道ミサイルも同じものです。JAXAから探査機を隕石に体当たりさせる構想が公にされました。メディアは無邪気にも「地球防衛」と呼んで喜んでいますが、この技術も容易に攻撃兵器への転用が可能です。中国でさえスペースデブリを補足して墓場軌道に持っていくという丁寧な技術を開発しているのに、日本はカミカゼ探査機開発という雑な仕事をしています。

 

また近い内に、ライセンス生産品である日本製のパトリオット・ミサイルを海外に輸出することになりそうです。パトリオットはかつてのレイセオン(現在のRTX)が作った時代遅れのミサイルシステムです。

米国の軍需産業の経営者が米国政府から武器増産の要請を受けた際に頭に浮かんだことは、在庫の山を抱える悪夢だったそうです。戦争はいつか終わります。その時には売るあてのない沢山の兵器が倉庫に積み上がっていることになります。決して戦争が起こるからと単純に喜んでいる訳ではないのです。

 

ところが日本は違います。兵器増産を打診されると嬉々として法律を変え、増産、輸出の準備を始めてしまいます。確かに戦争が続くと最新の兵器だけではなく旧式の兵器にも需要が生まれます。武器であれば何だって欲しいからです。ところがその戦争が終わってしまうと、旧式の武器はどこにも売れなくなってしまうのです。

 

戦争によって経済を活性化して国を豊かにするというのは正論ではあります。武器そのものはそれほど多くのカネを生み出す訳ではありません。けれども戦争にはそれ以上の波及効果があります。コスト度外視で研究開発や生産が始まります。新たな仕事が生まれます。大規模な財政出動と同じです。また戦争には心理的な効果があります。人々の心に不安と高揚感を与えます。その結果消費が増えることになります。人々は交わり合って子供も生まれます。

 

台湾有事は日本政府の悲願です。結果として台湾に日本の軍隊が駐留ができればベストです。国の強さは経済力と軍事力で決まります。台湾への軍隊派遣は実質的に台湾の植民地化と変わりません。宗主国の属国となっているどこかの国の状況と同じことです。中国にとって目と鼻の先である台湾に米国や日本の軍隊があれば継続的な緊張関係が生まれます。戦闘とまでは行かなくても紛争や衝突が度々発生することになります。

日本は北朝鮮のような国を目指しています。軍事力によって国際社会に影響力を及ぼす国です。北朝鮮は日本の政治家にとって憧れの国です。

 

ただし日本では、経済が活性化しても庶民はその恩恵を受けることはできません。彼らは奴隷として常に搾取される対象です。戦争では前線に派遣されて真っ先にくたばってしまうような消耗品です。若者だけでなく、70歳を超えたような老人だってその対象です。

日本は人口が減少しています。けれども人口が減ることは必ずしも悪いことばかりではありません。多くの人口を抱えている国は、おおむね政情が不安定でデモもよく起こります。十分に食料が行き渡らず人々は不満を抱えています。それに対して人口が少ない国は統制がしやすいのです。貧富の差があっても庶民は大人しくしています。富裕層優遇措置があり、物価も安いので彼らには住みやすい国です。人口が減少している日本は、ある意味ユートピアだとも言えるのです。

 

そもそも富裕層は、結婚もしていますし子供も作っています。子どもの教育にもお金をかけ、それなりの大学に進学させることもできます。結婚をせずに子供を産まないのは庶民なのです。そして庶民は幾らでも取り替えが効く存在です。

彼らは文章もまともに読めません。女性は繁華街で「立ちんぼ」をしています。そのような人々がどうなろうが国にとってはどうでも良い話なのです。庶民が減っても構いません。彼らの代わりはいます。もしも国が条件を緩和してあげれば、東アジアの庶民が大量に日本に流れ込んで来ることでしょう。

 

日本には未だカネがあります。その豊富な資金を使って「投資と経営」で儲けていこうとしています。ただし「投資と経営」とは言っても、日本人には投資のセンスもなければ経営だってまともには出来ません。どうやればいいかを国が導いてあげる必要があります。日本の企業もそれに甘えています。「2ナノ半導体」や「空飛ぶクルマ」「レールガン」、日本主導の「次期戦闘機」とは、これまたいかにも失敗しそうな怪しい投資案件ではあります。それでも良いのです。最初に国からカネを受け取る連中は、失敗が明確になる頃には無事に逃げおおせているはずだからです。

 

戦争の場合はひとたびそれが発生すれば、確実に需要が生まれます。自然災害によるインフラの破壊が起きても大きな需要が発生します。けれども災害は結局は運頼みです。その点、戦争は人為的に発生させることが可能です。不要な人材とインフラの強制的な償却です。これを利用しない手はありません。

 

先の太平洋戦争では、国家総動員法のもと、命令一下で国民や大企業を思う存分に動かすことができました。統制経済のシステムは戦後もそのまま残り、経済発展に寄与しました。

日本は時代遅れの工業国家です。彼らはいまだに工業化によって経済を活性化させることを夢見ています。全ての資源をそれに集中させています。食料生産を怠り、第一次産業は捨て置かれています。DXもまともに進んでおらず日本人の生産性は低いままです。

日本は工業国家として生きていく道を探っています。その方法として戦争ほど都合の良いものはないのです。このままでは日本は先進国グループから確実に脱落します。農業に拘ったかつてのアルゼンチンのようにです。特権階級が生き残るためには庶民を犠牲にするしかありません。

 

ジャン・バルジャンは飢えの為にパンを盗んで最終的に19年の懲役に服しました。日本でも、貧しさ故に食べ物を盗んだりコンビニでコーヒーを誤魔化したりすれば実刑が待っています。フランスでは革○が起こりましたが、ここは日本です。これからもこのユートピアは永遠に続くことでしょう。

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