kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

ジュリー・ロンドン「グッディ・グッディ」

「グッディ・グッディ」はアメリカの古いポピュラーソングです。軽快でコミカルな調子の曲です。しかし歌詞の内容は、優等生ぶった「いい子ちゃん(Goody)」が他人にはめられた様子を見て「いい気味だ」「ざまあみろ」と溜飲を下げる身も蓋もない内容です。

この曲のオリジナルが作られたのは1936年です。世界恐慌真っ只中の頃です。人々は協力し合うどころか、不幸にあった人間を蔑み嘲笑う事で、漸く自身の心のバランスを保っていたのです。スタインベックの小説「怒りの葡萄」も世界恐慌の頃の米国中西部が舞台となっています。資本家によって土地を奪われ流民となった人々を描いています。

一方でハリウッド映画が最初の黄金期を迎えたのもこの頃です。「風と共に去りぬ」は1939年の映画です。人々が必死に娯楽を求めていた時代でもあったのです。

ベスト - ジュリー・ロンドン

怒りの葡萄(上) (新潮文庫)

風と共に去りぬ (字幕版)