日本人には被害妄想の傾向があります。日本人の不可解な行動の多くはこれによって説明がつきます。その反面で妄想が日本全体を突き動かし、それがたまたま良い結果を生む場合もあったのです。
日本人は自己憐憫に浸りやすい人々です。普段は傲慢に振る舞いますが、心のなかでは劣等感を抱いています。他国や他人からの言葉に敏感です。妄想癖があり、ちょっとした言葉の端々から「自分が批判されているのだ」と連想してしまいます。
この場合に、日本人が取り得る行動は２つあります。自分の認知を歪めるか、相手を貶めるかです。正しく認知をするには言語化が必要です。言葉や記事にしなかったり、あるいは不適切な言葉を当てはめたりすると、事実をありのままに認識できません。例えば「撤退」を「転進」と言い換えたり「汚染水」を「処理水」と言い換えたりするようなものです。誤魔化しです。そしてそれを自ら信じ込んでいます。
もし無視することができない程の事実に直面すると、彼らは突然攻撃を開始します。それまでは劣等感を抱いて過度にへりくだっていたのに、いきなり暴力を振るうのです。まるで憤怒調節障害者のようにです。自己憐憫から被害妄想、そして最後は暴力に至るというわけです。日本人は発達障害者のような傾向を持っています。実際に発達障害者の数も多い国です。
相手が人間でない場合には、表面だけを取り繕った、その場凌ぎのやっつけ仕事を行います。中国も面子に拘る国ですが、日本ほど馬鹿ではありません。その点で日本はイカれています。発電所もさっさと石棺で覆ってしまえば良いものを、ぐだぐだと廃炉を先延ばしにしています。どういう訳か、彼らの頭の中では汚染地帯が復興する事になっています。形ばかりの黙祷を社内で毎年繰り返しています。
ニュースでは「世界中が日本潰し」「因縁をつけている」「最後の一滴まで（放出してやる）」といったタイトルが踊っています。パラノイアの集まりです。
SNSの普及により日本人の異常性が可視化されるようになりました。SNSを観察していると、上のように必死に事実を捻じ曲げようとしてたり、執拗に人格攻撃を繰り返していたりします。アドバイスを装って攻撃してくる人もいます。放っておくと何時までも絡んできます。まったく異常としか言いようがありません。
ドイツに住む日本人YouTuberの動画を見ました。「アジア人差別を受けている」と訴える動画です。「ジャッキー・チェンに似ている」と子供に言われた。「モンチッチに似ているね」と言われた。サッカー観戦に行く通り道で「派手な靴下をはきやがって」と言われた。そう訴えているのです。気の毒ではありますが「そんなもので悩んでいるのか」と思ってしまうようなレベルです。自分の属性をからかわれているとは思わなかったのでしょうか。100歩譲っても「日本人が差別を受けている」とは思わなかったのでしょうか。
ここにも同様な認知の歪みと攻撃性が見られます。自分がからかわれていると思うと傷ついてしまいます。だから「アジア人への差別」と言い換え、「人種差別をしている」と陰でドイツ人を非難しています。決してドイツ人に対して直接「人種差別をやめろ」とは言わないのです。
困ったことに、こういった傾向は階級や学歴の上下に関わらず、日本人の多くが共有しているものなのです。
大人しくて家畜のように従順な縄文人の傾向と、野蛮な首狩族の傾向、激しやすい半島の傾向、狡猾で陰湿な大陸の傾向を併せ持ったような人々です。
表面上は従順なように振る舞い、現実から目を背け、陰で他人の足を引っ張り病的な満足感に浸るというのが日本人です。余暇ができると怠惰にゴロゴロ寝て過ごし快楽にふけります。
西洋の帝国主義に対して「なぜ日本だけが植民地にならなかったのか」というテーマがあります。それに対する答えとして日本人が上のような傾向を備えていたからという説明がつきます。
江戸末期では「西洋諸国が大挙して日本を侵略しようとしている」という被害妄想を日本人が一様に抱いていました。実際には交易を求めていたのです。ただしその条件は著しく日本にとって不利なものではありましたが。
しかし日本人は、もはや自分たちの歪んだ空想の世界にとどまっていることが出来なくなったのです。そこで思いついたのが外国人を攻撃することでした。実際に外国人に日本刀で切りつけたり、無謀にも大砲を撃ったりして賠償問題になりました。
被害妄想から日本レベルで行動を起こしたのが明治維新です。たまたま為政者にも大久保利通のような聡明な人が少しは存在しましたので、いきなり攻撃をしかけるのではなく「殖産興業」「富国強兵」で力を蓄えることになりました。
ちなみに無謀な仕返しと「復讐」とは違います。復讐は「世界は公正でなければならない」という価値観に基づくものです。「復讐というスープは冷めるほど美味しい」とは良い言葉です。復讐には頭を使います。時間をかけて計画を練るのです。対して暴発的な仕返しは獣が逆上するのと同じことです。日本人は陰湿ですが、単純なので与し易い相手といえるでしょう。
ところで、日本の殺人事件の半数以上が家庭で起きていることをご存知でしたでしょうか？ 幼児も人知れず埋められたり沈められたり流されたりしています。日本人とは表面的で浅い付き合いをするに限ります。
海外に行っても日本人をカモにするのは現地の日本人です。国内では政治家や役人や中抜き企業が国民をカモにしています。頭が弱い上に人間性にも欠けています。
日本人の敵は常に日本人なのです。外人ではありません。冷静に考えるとそうなります。日本人とは関わらないほうが良いのです。日本と心中する必要はありません。それでも外国に行くと心細くて、日本人を探し求めてベタベタ頼り、外人の悪口を言い合います。
今でも日本人は変わっていません。日本人は前頭葉が機能不全を起こしているような人々です。事実を直視できず直ぐに他人を攻撃します。前頭葉の機能不全は他にもさまざまな弊害をもたらします。
職場にこのような人がいないでしょうか。仕事で完璧を求め、長時間残業を繰り返しています。36協定に抵触しないように勤務表を毎夜改ざんしています。終電帰りかタクシーで帰宅です。土日には家でも仕事をしてファイル共有サイトに資料をアップしています。無能で、無給で働くことを厭いません。決まったように、こういう連中は期日を守れない役立たずです。
こんな職員のせいで日本の生産性が低下しています。過剰品質を求めてどうでもよい余計な所で努力をしています。末端の労働者ならともかく、こんな人がリーダーになると悲惨なことになります。プロジェクトは遅延しデスマーチが始まります。
日本では、昨日まで経営や会計を知らなかったような人物が上場企業の社長に任命されることがあります。「誰にも嫌われない」術を備えただけの無能者です。
日本人は階層的な思考ができません。健康な人間は大局観を持っています。常に全体を見据えた上で、戦略レベルで何をするべきか、そして最後に戦術レベルでどう行動するかと考えます。ところが日本人は眼前のものに夢中になってしまうのです。部分をいくら最適化したところで、全体の最適化には繋がりません。
こんな動画を見ました。中国人従業員がたこ焼きに串を通して、半分焼けたタコ焼きを列毎に一気に裏返している動画です。対して日本人は作業を効率化することができず、ひとつひとつのタコ焼きを小さな串でちまちま裏返しています。パフォーマンスとしての意味合いもあるかもしれませんが、やはり日本人はものを考えるのが苦手なのです。効率化を考えて今までの常識を覆すよりは、眼の前にある単純作業に没頭したほうが良いと感じる人々です。これでは生産性はいつまで経っても上がりません。
日本人も戦術は考えつくことはできますが、戦略を立てることができません。組織でも個人でもです。階層的な思考ができないので抽象的思考もできません。日本の外交は実に幼稚です。日本人は政治ごっこが大好きです。それを外交でもやっています。
ひとつのものに執着し強迫性障害者のようにそれを遂行していくという性質は、低価格で品質のよいものを大量に作るという時代では良かったのです。けれども今はそのような時代ではありません。
日本では出る杭を打ちまくっているので新しい発明が生まれません。業務改善も叶いません。彼らが変われるのは圧倒的な力で打ち負かされた時だけです。
日本の政治が三流だと言われて久しくなりました。もしも日本が19世紀に植民地になっていたとしたら、その方が庶民にとっては幸せだったはずです。日清戦争、日露戦争、15年戦争であれほど多くの日本人が死ぬことはなかったでしょう。地方が飢餓状態で捨て置かれることもなかったでしょう。民主主義が根付き、経済的にも他のアジアの国々と同じように繁栄していたかもしれません。
映画「戦場にかける橋」では、理想を持ち原理原則に従い行動するイギリス人将校と、無能な工学部出身の日本人所長との対立を描いています。イギリス人による指導によって初めてプロジェクトが前に進み、捕虜たちの処遇も改善されました。もっとも結果として日本軍に力を貸してしまったという皮肉な結果に終わるのですが…。いささか戯画的で史実とも異なるとはいえ、本質を突いている映画です。
結局のところ、日本人は自分がどうなろうがいさい構わず、目先の感情に突き動かされて自分の運命を決めてしまう病的な人々です。ましてや他人や未来のことなど眼中にないのです。
