情緒不安定性人格障害者とサイコパスは、ある種の共生関係を結ぶことがあります。一方は誰かに依存したい、そして一方は誰かを支配し利用したい、その両者の望みが合致して、このような関係になります。
「依存」と「寄生」という関係は、精神病質者だけでなく、男と女の間でもよく見られます。さらには日本国民と、国との間も、依存と寄生の関係と言えるかもしれません。
精神的に未熟で独立していない日本人は、誰かに「依存」せずにはいられないのです。それが、グループ内での馴れ合い、逆にグループ間の対立や、個人への排斥となって表れます。一方、国は、企業や詐欺グループ、社会システムを通して、そういった人々を上手く利用し、骨の髄までしゃぶっていきます。
日本の愚民は、中国や韓国と比べて衰退していく自国、苦しくなる一方の生活を見て、中国や韓国を口汚くののしります。その一方で「世界に誇る日本の~」と言わなければ、彼らの不安定な情緒と不確かな自我が崩壊してしまうのです。幼稚なので、本当の敵は他にいるのに何もできず、周りに八つ当たりをして「俺たち、スゲー!」などと、言っているのです。
戦前、政府は日本を家族のようなものだと例えて、国民や植民地の人々をたぶらかし、国体を守ってきました。今でも多くの国民は、政府を母性的なものと捉えています。政府は、かよわい国民を庇護し、面倒を見てくれるものだという幻想に浸っているのです。だから「ミサイルくるくる!」と脅かされれば、言われた通りに頭を抱えて地面に這いつくばり、とっくに破綻して75歳になっても貰えないであろう年金をあてにして、大人しく年金保険を支払っています。
国がTV番組や御用学者を通して、「自然」災害や、戦争の予兆、老後の貧困と孤独、暗い未来などの、「恐怖」と「不安」を煽ることによって、人々は「強い日本」を具現化してくれそうな、独裁的で強い指導者を求めるようになります。自分達を利用し、食い尽くす存在だと、薄々わかっていても、彼らは求めざるを得ないのです。