kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

見捨てられた日本国民

この国を司るものにとって、最も鬱陶しい存在は自国民です。彼らは朝三暮四のサルの様に眼前の利益に飛びつくだけの浅薄な人間です。何かしてやったからといって、彼らが何かを返してくれるでしょうか。何もありません。ただ猿のようにキーキー文句を垂れるだけです。それだったら、キックバックを与えてくれる業者や、仲間にカネを渡した方が良いではありませんか。

 

コ〇ナ禍は、低階層の連中を社会からあぶり出し、叩き落すのにちょうどよい機会だったのです。病で死せずとも、勝手に首を括ったりしてくれます。薄笑いを浮かべた指導者達の表情に本心が透けて見えるようです。

 

この国は老齢になったらまともに暮らしては行けません。夫婦のどちらかが倒れれば、もう片方が世話をしなければなりません。老老介護です。大変な重労働です。施設に入れようとしても、最低で15万円/月くらいかかるのです。夫婦合わせて年金が25万円では話になりません。数千万円の貯金が必要です。しかし今後も、年金がもらえるのかどうかは分かりません。貨幣価値だって暴落しているかもしれません。輸入物資も足りなくなります。そもそも日本が国の体を成しているかどうかも疑問です。

 

明治以来、政府は福祉にはほとんどカネを使わず、国民から徴収した税金のほとんどを軍事費や殖産興業につぎ込んでいました。日本人は初等教育のレベルが高いと自慢していますが、戦前は、女性の6割ほどが無学だったといいます。

貧民は「殖産興業の手足」として必要不可欠でした。特に「女工」たちが、今の外国人労働者のような酷い扱いを受けていました。「募集人」に騙されたり、親から売り飛ばされて来たので逃げ場がありません。逃げれば親や地元の人々に迷惑がかかります。一方で田舎の親達は「娘を売って田畑が増えた」と喜んでいたのです。望まない子供であれば間引きをしました。マシな所では養育費を添えて養子に出しました。しかし日本人らしいのは、養子を受け取った側でもカネが目当てなので、餓死させたり生き埋めにしたりしていたのです。

男性諸氏は、女性として生まれなかった幸運に感謝しなければなりません。子供を孕めば「下ろせ」と腹に蹴りを入れられ、家庭に入れば仕事と家事に明け暮れる日々になり、職を失い放浪すると撲殺されるのです。

 

大戦中の日本兵は病にかかっても、なかなか軍医に診てもらう事が出来ませんでした。却って「不平不満を言う奴」だと仲間から迫害されたのです。医者に診てもらう頃には手遅れの重症患者となっていました。数字上は患者の数が少ないのですが、死亡率が極めて高かったのです。傷病者はぞんざいに扱われましたが、死ぬと大げさな儀式を執り行ってもらえました。「死んだ日本人だけが良い日本人である」を自ら実践していたのです。

 

現代の日本人も「いざとなれば誰も助けてはくれない」というのは重々承知しているはずです。自分だって誰かを助ける余裕は無いからです。でも「いざ」という時が来るまでは、職場の目、コミュニティの目が気になって動けません。

 

日本人の共感性の無さは異常ですが、それでいて彼らは人の目を気にします。(1)共感性のなさ、(2)面子を大事にする習性、これが日本の社会を歪めているのです。ただ表面だけを取り繕い、それによって人々を苦しめています。

また、(3)日本人は決められた手続きを汲々とこなす事しか出来ず、想定外の出来事が起きると、何をしたら良いのか分からずパニックになります。日本の学校教育における優劣とは、ルールに従い、速く正確に作業をこなす能力の差です。他人に何かをさせるにあたっても、上手く行かなければどう指導して良いか分からず、怒鳴ったり騒いだりします。

 

現代は、環境やルールが変わる中で、素早くそれに適応し結果を出す事が求められている時代です。日本が落ちこぼれとなったのも当然です。

必要なのはただの問題解決能力ではありません。何が問題なのかを見つけ、前例の無い出来事に対処していく能力です。それなのに日本人は、未だに前例や事例を見つけようとしています。真似が上手なサルでは生き残れないのです。しかも彼らは卑しいサルです。

日本人は展望やヴィジョンを持たずに、手っ取り早い利益を追い求めます。「中抜き」できる仕事を作り、利益を「ムラ」仲間で分け合います。泥棒が予算を計上しているような社会です。

 

そんな彼らにとって目障りなのが、もの言う国民です。忙しく手足を動かし、ものも考えられず、疲れて帰って寝てまた朝早く出かけるような貧民であって欲しいのです。まともに働けなくなった国民は不要です。彼らを救うつもりはありません。ただ、人々の目の前から消えてほしいのです。


Bob Dylan - Like a Rolling Stone (Audio)  

(いわずと知れたボブ・ディランの代表曲です。「昔は取り巻きに囲まれ、羽振りがよかったけれど、今じゃ落ちぶれて見る影もない。帰る所もなく食事の心配もしなくちゃならない。路傍の石のように誰にも顧みられなくなった気分はどうだい?」といった内容です。社会は変化しています。誰であろうと、こうなる可能性があるのです。)

東京の下層社会 (ちくま学芸文庫)

日本軍と日本兵 米軍報告書は語る (講談社現代新書)