kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

予想された「そうりゅう」型潜水艦の失注

オーストラリアでの次期潜水艦導入計画で、日本が予想どおり失注しました。川崎重工は会見で、「ビジネスにつながるかどうか考えないといけない」と本音を漏らしました。初めから腰が引けていたのです。

それはそうです。日本政府がお客様で、国土防衛の為だと言えば、上限はあるもののコストはかけ放題、売値もほぼ当初の予算通り、こんないい環境はありません。よしんば儲けにならないとしても、企業としては様々な新技術の実験場です。納期にしたって我儘が通ります。

と ころが外国がお客だったらどうでしょう。納期を含めたチェックポイントでコストも進捗状況も厳しくチェックされます。お客からの度重なる仕様変更要求は当 たり前です。納入した潜水艦が当初の性能を出せなかったら巨額の損害賠償が待っています。条件は厳しくなり、それでも商売につなげる為には利益を出さなけ ればなりません。プロジェクト管理の仕方がまるで違うのです。

日本企業がビビッているのは当たり前なのです。今まで当然のように高い兵器を国に売りつけていたのですから競争力も無くビジネスになる訳がありません。

やれ世界最先端の技術だ、ハイテクだと得意満面に威張っていても、所詮そんなものはギミックで実戦は別です。自動車レースのF1やWRCを見てください。日本企業が大威張りで出て行っても、技術や金だけでは簡単には勝てないのがお分かりでしょう。

日本国内ではマスコミのお蔭で威張っていても、世界レベルで言えば日本の防衛産業や技術などは、この程度なのです。