20世紀の作曲家シュニトケによる「ファウスト・カンタータ」から7曲目の「12時から1時の間の」です。真夜中にある家で起こった惨劇を描いています。アルフレート・シュニトケはソヴィエト連邦のドイツ系作曲家で、その斬新な表現方法により、当局から出国禁止の憂き目にあっています。この曲は1983年に作られています。
スウェーデンのマルメ交響楽団、米国出身のデブリースト指揮による演奏です。この曲の歌詞は、ホラー映画のように凄惨で具体的な描写となっています。
「12時から1時の間にそれはやって来た。部屋は血しぶきを浴び、脳は壁にへばりついた。眼球と歯が床に転がっていた。彼の首と肢体はバラバラに打ち捨てられ、戦慄いていた」といった感じです。