kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

急激に貧しくなっていく日本

日本の円が安くなっています。日米の金利差だけが理由ではありません。他の通貨と比べて日本の価値が目減りしているのです。日本はこれから厳しい冬を迎えることになります。終わりのない永遠の冬です。

 

ゴールドの価格が上がっています。本来ゴールドは投資や投機の対象ではありません。というのもゴールドの価値は今も昔も変わっていないからです。1オンスのゴールド(30万円程度)は男性用の高価なスーツに等しいと言われています。古代ローマ帝国でも、元老院議員が着るような服は1オンスの金貨で手に入れることができました。

 

そのようなゴールドに対して、裏付けのない不換紙幣は、どんなものであれ目減りしていく運命にあります。ゴールドの価格が上がっているというのは、それだけ通貨の価値が減っているのです。

通貨の価値が目減りしているのですから、モノの値段も上がっていきます。日本の株価が上がるのも当たり前です。外国から見たら割安のまま放置されているという理由もあります。ただし全ての株が上がるのではありません。2極化が進んでいきます。長期的に見れば、まともな業績を上げられる企業は少なくなっていきます。日本は衰退しているからです。

 

日本経済の先行きは真っ暗です。日本人の生産性は極めて低く、一人当たりのGDPOECD加盟国で21位でした。そのうえに人口も減っているのです。GDPは、一人当たりのGDPに掛けることの人口ですから、現在第4位のGDPも、これからどんどん順位を下げていくことになります。

しかも現在のGDPは、アベノミクスの時に計算方法を変えており、値が嵩上げされているのです。昔の計算方法であれば、実際のGDPはもっと低くなるのです。

 

GDPの内訳を支出面から見てみると、日本国民の消費と貯蓄(投資)、それと収める税金を足したものとなります。人々の消費や貯蓄は減っていますが、その代わりに収める税金はどんどん増えています。生活を切り詰めようとしてもインフレにより少しずつ消費は増えていき、僅かばかりの貯蓄も価値が目減りしていきます。

徴収された税金は、中抜き企業へとバラまかれる事になります。「お前らが使わないんだったら、代わりに使ってやるよ」という訳です。オリ◯ピックや万国◯覧会を見てみてください。いかに日本が「付加価値を生み出していない負け犬であるか」がわかることでしょう。一人あたりのGDPが21位という数字以上に日本人は貧しいのです。

 

トラックドライバーの賃金を上げるそうです。それは良い話なのですが、本当に上げてしまったら、物流に依存している全ての商品が値上げされることになります。税抜き680円のコンビニ弁当だって、その値段では済まなくなるのです。千円以上になったとしてもおかしくはありません。

 

コンビニのお菓子も、貧乏人が気軽に買えるものではなくなりました。けれども万引きでもしたら通報されて逮捕され、起訴された上に実刑をくらいます。

並んでいる食品は、臆面もなくハイカロリーを表に出すようになりました。スカした顔をして「カロリー半分」などと言っていた時代は終わったのです。これからは「50%増量」の時代です。

香港メディアに「日本人はインフレで貧乏飯を食っている」と笑われているような状況です。日本人はろくな食事もできなくなっているのです。もはや小洒落たサラダを買っている余裕もありません。

1日を2食や1食で済ませる人も多くなりました。まず安いことが前提であり、そのうえで砂糖や脂肪をたっぷり使ったものを食わないと気力が湧かないのです。タンパク質が不足しているために慢性的な飢餓感に襲われます。血糖値の上がり下がりが激しいため、情緒は不安定です。頭だってまともに動きません。

 

江戸時代の日本は、人口が3,400万人程度でしかなかったのに、飢餓が慢性化していた凄まじい社会でした。ちょっと前の北朝鮮のようなものです。日本は自然環境が厳しい国です。作物も大きな影響を受けます。定期的に発生する大規模な飢饉では「自分の子どもの頭をかち割って脳をすすっていた」という記録が残っているほどです。間引きも当たり前でした。国民の腹を満たすことも出来ないほどに日本は貧しい国だったのです。これからの日本もそうなります。

 

クルマの無い生活にも慣れておく必要があります。たとえクルマがあったとしても、それを維持する事ができなくなります。部品も無ければ、整備工もいないのです。それを考えると、日本ではこれからEVが大規模に普及することはないでしょう。洗練されたインフラと高度にシステム化された電気自動車を維持することが、日本では不可能となるのです。それだったらガソリン自動車の方がまだマシという話になります。

 

そんな社会であっても皆が貧乏になるのではありません。これまで以上に2極化が進むのです。アメリカ以上にです。米国は国全体では未だ豊かといえますが、日本は違います。これから生死をかけた椅子取りゲームが始まります。

 

政治家はこの国における勝者です。莫大なカネと権力を手にしており、法に裁かれることもありません。無税で子どもたちに財産を相続させることもできます。彼らの未来は安泰であり光り輝いています。何世代にも渡って子孫を繁栄させることができます。彼らが自分達を誇っているのも無理はありません。彼らは何重にも渡る鉄壁のシステムによって守られています。

 

それに比べて他の日本人の惨めさはどうでしょうか。それなりの金融資産を持たず、年収も1千万円を超えていないような会社員や公務員はこれから急激に貧しくなります。子供を産んだことを後悔する日さえやってきます。この連中から徹底的に搾り取ることにより、日本は延命を続けることができるのです。

やがて彼らは日本の隅々へと派遣され、農民となって、やせ細った土地を自ら耕すことになるのです。土地に縛られ移動の自由はありません。重い税を課されて働きが悪ければ罰金を払うことになります。逃亡したら刑務所にぶち込まれます。これはそれほど遠い未来のことではないはずです。

 

明治維新によって農業国から工業国となった日本ですが、これからは逆の道を歩むことになるのです。政府が打ち出している現在の経済政策はことごとく失敗し、食うために農業にいそしまなければならない時代となるのです。ほとんどの人がこれに当てはまります。江戸時代における百姓の割合は実に85%だったのです。

 

それに備えるために、出来るだけ自分を身軽にしておくことです。もしもその時に、ローンに縛られていたとしたら大変なことになります。最底辺の農奴や水呑百姓となるしかないのです。

それでも案外に日本人は、こういった社会を平気で受け入れるのではないでしょうか。周りがみんな貧しくなってしまえば、自分も気になりません。こうして我々は、無気力で動作が遅く頭も鈍い、本来の日本人へと還っていくのです。

日本、バブル以来の3年連続2%インフレ、多くの人が「貧乏飯」で節約―香港メディア

食欲人