kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

日本人は何故B級グルメを有難がるのか

日本人はやたらとB級グルメを有難がる傾向があります。TVでラーメンやご当地グルメを特集すれば一定の視聴率をかせげます。有名店には、わざわざ開店前から行列ができたりします。しかし所詮B級です。

 

これは食の貧しさを自覚しながらも、せめて身近な食事をあれこれ持ち上げて楽しもうという積極的な姿勢と捉えることができるかもしれません。しかしもっとも大きいのはTV等のメディアによる影響でしょう。メディアで変わった食品を紹介すると、それが駄菓子やカップ麺であっても、次の日には売り切れが続出してしまう程、日本人は洗脳に弱いからです。

 

もともとB級であったものが高級な和食に化けてしまったものがあります。例えば寿司です。鮨はもともと屋台で売られていた、庶民が手軽に食べられるファーストフードでした。蕎麦も昔は極貧の人間が食べるものでしたが、今ではそこそこの値段がするものになってしまいました。

 

もともとB級ではあっても、売れてくると調子に乗り、付加価値調をつけた上で値段をどんどん吊り上げていきます。日本人は文句を言うどころか、ますます有難がって食べに行くようになります。生魚のきれっぱしを飯の塊に乗っけただけの寿司職人や、茹でた麺をごった煮スープにぶっこんだだけのラーメン職人(?)が大威張りです。職人はTVで、どれだけの工夫と技が込められているかを得意げに語ります。

 

高級品ではありませんが、焼きそばは、縁日の屋台で売られる子供向けのおやつだったのが、今や立派に普通の食事の仲間入りをしています。もんじゃ焼きを数千円で提供している店があります。この調子だと、そのうちに、焼きそばやうどん、お好み焼きも、日本が世界に誇る高級和食文化になっているかもしれませんね(笑)