マイルス・デイビスによる「Bye Bye Blackbird」です。1956年の作品です。ミディアム・スイングの名演です。それまでのハードバップは出来るだけ早いテンポで音数を多くするというものでした。しかしここでマイルス・デイビスは、音数を最小限にし、音の間を大切にしたのです。ハーマンミュートを用いたトランペットで、もたつき気味に呟くように演奏するのです。
ピアノはレッド・ガーランドです。躍動感のある半音進行で、一気に曲へと引き込まれます。テナー・サックスはジョン・コルトレーンです。彼のキャリアの前半で、彼らしさがそのまま表れている演奏です。