kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

平均律クラヴィーア第1巻第1番ハ長調 プレリュード


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紗良オットさんによる、バッハのハ長調前奏曲です。弦とハンマーの間に不織布のようなものを掛けたアップライトピアノで新しい響きに挑戦しています。

過去にも巨匠が、ヤマハのピアノで平均律全集かゴルドベルク変奏曲集を録音した事がありました。ダイナミクスに乏しく音色が均一であまり響かないピアノの方がこういった曲には合っているのかもしれません。

この曲集では24の調それぞれに前奏曲とフーガが用意されています。冒頭を飾るハ長調のプレリュードは誰しもが何処かで聴いた事があるはずです。ただ弾くだけであれば誰でも可能な曲ですが、とても奥深い音楽です。

19世紀の職業指揮者の先駆けであるハンスフォンビューローが、平均律曲集をピアノの「旧約聖書」と呼んだことは有名です(新約聖書ベートーヴェンピアノソナタ)。もしも仮にバッハとベートーヴェンが居なかったとしたら、西洋クラシック音楽は今のような深淵さを獲得することが出来ず、ヨハン・シュトラウスのようなポップで軽薄なものに終わっていたかもしれません。

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