kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

眠れる楽曲選び

最近、「よく眠れない」という声を周りで聞くことがあります。音楽を利用するのもひとつの手ですが、動画サイトでよく見かける「眠れる音楽」は、どれも決まってテンポが遅く、穏やかな感じの曲です。聴いていて心地良いのかも知れませんが、不眠には、ああいった曲でなければ効かないのでしょうか。

リラックス出来てアルファ波が出れば良いのなら、自然音やピンクノイズでもいいのです。退屈な曲=眠れる曲、ではありません。せっかく先人が残した優れた楽曲が豊富にあるのですから、そこから選ばない手はありません。

 

以下、音楽の選び方です。

(1)機械的なリズムで、同じテンポが続くものを選ぶ

(2)メロディーの息が長いものを選ぶ

(3)思い入れのある曲は避ける

(4)ポップスのヒット曲のように、耳に残るように工夫された音楽は避ける

(5)メロディーや曲の展開が印象的なものは避ける

(6)音量差が激しい( ダイナミックレンジが広い)曲は避ける

(7)歌詞のある曲は避ける

(8)テンポが遅すぎる、あるいは速すぎると感じるものは避ける

 

例えばひとつの例として、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」を挙げてみます。リズムは明確で規則正しく、ひとつひとつのフレーズが長いのが特徴です。

クラシックの楽曲は使えるものが多いかというと、意外とそうでもありません。交響曲はダイナミックレンジが広すぎますし、小編成の室内楽曲は耳に刺激的です。フルート協奏曲やオーボエ協奏曲のように特定の楽器が主役になっているものは、演奏が派手で耳に残ります。室内楽曲でも五重奏曲~八重奏曲といった類のものには良いものがあります。マイナーなバロック音楽も探せば良いものが見つかるでしょう。クラシック以外では、1950年代の古いジャズなども良いかと思います。何れにせよ、自分に合ったものを見つけていくのがいいでしょう。

 

入眠時に音楽を聴く際には、(1)規則正しくゆっくりと息をし、(2)言葉であれこれ考えるのは止め、(3)何か楽しいイメージを頭に思い浮かべるのが良いでしょう。

音楽再生装置はとくに凝る必要はなく、スマホやMP3プレーヤーに、Bluetooth接続のスピーカーでも十分です。スピーカーはどちらかというと低域が良く聞こえるものが、和声の流れを聴き取りやすいので良いと思います。音量は小さくします。 

ちなみに、寝しなにアルコールを飲む人もいますが、アルコールは半減期が3時間程度しかない上に、その後は却って眠りを阻害するので、やはり避けた方が賢明です。


Bach: Brandenburg Concerto No. 3 in G Major, BWV 1048: Complete 4K UHD; Voices of Music