スマートスピーカーでストリーミング再生を聴くのにも飽きてきたので、ネットワークオーディオプレーヤーの入門機を手に入れ、既存のシステムと繋げてみました。マランツのNA6006です。それほど期待をしていなかったのですが、意外と音は悪くありません。CDプレーヤーの音と比較してみました。(CDプレーヤーは、アキュフェーズのDP-510)
ストリーミングサービスは、AmazonMusicHDを利用しています。AmazonがUltraHDと呼んでいるハイレゾ音源は、CDの音と比べて明らかにいいです。音の分離が良く、定位がはっきりしています。またNA6006は、マランツらしい付帯音の少ないすっきりとした音作りです。(Diana Krall の "I remenber you"、sabine devieilhe の "Duo des fleurs" で比較)
一方、HDと呼んでいるCDと同等レベルの音源は、CDプレーヤーの方がいいです。音の定位は変わらないもの、NA6006の方は、音に厚みがなく痩せて聞こえます。DAコンバーターの差だと思います。しかしその差は僅かです。(ショルティ指揮の「クープランの墓」で比較)
NA6006は、DAコンバーターの設定を変えられるようになっています。フィルターとロックレンジです。
フイルターは、インパルス応答が短いフィルター1と非対称インパルス応答のフィルター2のどちらかを選べます。フィルター1の方がデジタルらしい切れの良い音を楽しめます。録音が古いものはフィルター2の方が違和感が少ないです。
ロックレンジですが、「ナロー」「ミディアム」「ワイド」の三段階から選べます。狭めれば緻密な音に聴こえますが、反面、耳障りに聴こえる事もあります。さらに再生中の音切れのリスクも高まります。「ワイド」方向にすると、音の輪郭がぼやけ付帯音も増えていきます。しかし聞きやすいとも言えます。どれが良いかは、音楽の種類やその時の状況によって変わってきます。
光ファイバーでつなげれば、CDプレーヤー等のDAコンバーターを利用する事もできるので、そちらも試してみようと思います。
マランツ Marantz NA6006 ネットワークオーディオプレーヤー HEOS/ハイレゾ/Airplay2対応 シルバーゴールド NA6006/FN