優れた兵士、奴隷国民を作るために幼児から施すべき教育について考えてみます。
以前の「優れた兵士を作る秘訣は馬鹿となるように教育すること」の記事でも書きましたが、自ら進んで犠牲になるような兵士や、奴隷国民を作るためには次のことを叩き込む必要があります。
1.自分の命には(国や会社と比べて)価値がないこと
2.規則正しく生きること
3.自分で考えずに即座に命令に従うこと
4.強い仲間意識、他者承認欲求をもつこと
(1)帰属する国が、正しい人々によって運営されている義の国であり、身を粉にして世の為、人の為、社会の為に尽くすべきであることを学ばせます。国の為に自らの命を捨てた偉人を知らしめ、時に虐待的な躾けを行うことによって、自分の命にはそれらと比べたら価値が無いのだということを叩き込みます。
(2)ルールに従わなかったら厳罰を与えるのがコツです。ルールは理不尽であればあるほど有効です。こうして上からの命令は絶対であること、背いたら苦しい思いをすることを学び、ルールや秩序を無条件に守る模範的な兵士、奴隷が出来上がるのです。
(3)常に忙しくさせて、活動に最大限の注力をさせることが有効です。さまざまな大量のカリキュラムに、体育活動、部活動、課外授業、習い事をさせて、「自分の時間」を奪う事が大切です。教育は丸暗記や模写、楽譜通りの演奏など、考えるのではなく、与えられた課題をその通りにこなすようなものが妥当です。成績の悪い者や、活発でない者は厳しく罰することによって、忠実な兵士となります。
(4)日本では特に、幼児期からの親のスキンシップが有効です。ベビーカーを用いるのはあまり好ましくないのです。スキンシップが不足すると、集団になじまず、他者承認欲求があまり強くない人間が育ってしまいます。ある程度の年齢に育ってからは運命共同体的なグループ生活で、仲間意識を育て、仲間に対して恥ずべき行いをすべきでは無いこと、仲間の為には自分を犠牲にすること等を学ばせていきます。
こういったことを幼児期から躾けることによって、優秀な兵士や奴隷が育っていき、国や組織の為に積極的に命も捨てるようになるのです。