kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

杓子定規な日本人(竹槍事件)

太平洋戦争時に「竹槍事件」というのがありました。毎日新聞の記者が、陸軍の精神論を批判し「竹槍では対抗できない」と軍部を批判したところ、その記者の召集令状が出されたのです。

ところが既に30代後半の人間を徴兵するのはおかしいという批判が海軍から起こり、それをかわす為に、東条英機は同じ世代の人間250名を徴兵し、その兵隊達は硫黄島送りになり全員戦死してしまったのです。

日本人の杓子定規ぶりが表れているエピソードです。根幹となる規範やコモンセンスを持っていないが為に、ローカルルールの積み重ねや、その場しのぎの泥縄対応で物事が決まってしまうのです。そこに人の情や人権を考える余裕は微塵もありません。

小役人の秀才が首相になってしまった東条英機のように、今でも杓子定規に物事を考える日本人は多いのです。その度に多くの人間が死んでいくわけです。もっともその事に気づくことなく死んでいく愚かな日本人が多いのも確かです。