kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

物理的強制力が最終的に人を支配する

2018年に全米で公開される「サムソン」という映画があります。サムソンは、旧約聖書に書かれている神に選ばれた存在で、その怪力をもって数千人の敵を打ち殺し、死ぬ際にも大勢の敵を道連れにした古代イスラエルの英雄です。

 

宗教というのは暴力と深く結びついています。キリスト教がこれだけ全世界に広まったのも、武力による裏付けがあったからです。剣を使う者は剣によって滅びてしまう可能性はありますが、敵が丸腰であればこちらが勝利します。人は暴力の前にひれ伏すか、その力を失います。言葉と剣の両方があって人は言う事を聞くのです。

 

ただし信仰や狂信的な信念に基づいた暴力は苛烈を極めます。大抵の人は個人的に暴力を振るうことには躊躇するものです。しかし信仰や信念があれば、冷静に際限なく武力を用いて、罪の意識にさいなまれることもないのです。

 

「この世」では愛も必要ですが、武力も時に応じて必要なのです。光や善、愛が良いものであると言うのは簡単ですが、人間はそれだけでは生きていけません。現実的に多くの人は善と悪の間で中庸を探っていくしかないのです。どこかの国に核ミサイルを打ち込んで良いと言っているのではありません。理想と現実の狭間でちょうど良い位置を選択するバランス感覚が必要なのです。

 

日本でもこれから綺麗事では済まされない過酷な世界がやって来るかもしれません。投資家、ジム・ロジャーズはインタビューで、日本は人口減少と巨額の債務を抱えており、自分が10歳の日本人だったら自動小銃を手に入れ国を去るだろうと述べています("Japan has staggering debt. They have a declining population and debt that’s going through the roof. If I were a 10-year-old Japanese, I’d get myself an AK-47, and I’d leave.”)。

 

一投資家の意見で、インパクトを狙った言葉であることを差し引いても、あながち的外れなことを言っているとも思えません。日本はこのまま経済的、政治的混乱を経て治安悪化への道をたどり、子供達が自分の知恵と力で生き抜かなければならない世界が到来するのかもしれません。

www.youtube.com2018年公開映画「サムソン」予告編

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Jim Rogers: Governments Hate Cash, Seek to Control People With Cryptocurrencies

https://www.newsmax.com/Finance/StreetTalk/jim-rogers-governments-cash-cryptocurrencies/2017/11/10/id/825355/

(2017年12月14日)