kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

日本という隔絶された世界

日本は150年以上前に鎖国を解いたことになっていますが、日本人の多くは精神的な鎖国状態のままです。日本語や日本独自の慣習や制度に縛られ、他とは全く違ったように世界を認識し、独特の変わった生活を日々送っています。

 

今の日本の外交は、他の世界と上手く渡りあっていく為ではなく、まるで日本国内向けのアピールが主眼であるように見えます。世界のメディアが日本の外交をほとんど報道しないか、失敗と報じているなか、日本のメディアだけは生中継で記者会見を長々と報じ、その成果を喧伝するのです。

 

某公共放送や経済新聞は基本的に政党・政権のプロパガンダを目的としており、その露骨なまでの偏向と反復報道は愚民を対象としたものなので、ある意味、その意図が非常に分かりやすいものとなっています。

 

まるで子供騙しのようなニュース番組もどきにおいて日本のスポーツ選手が世界で熱狂をもって歓迎されているように報じ、国内外の都合の悪い事件は報道しない一方で、外国のネガティブな事件は大げさに報道し、外の世界は恐ろしいけれど日本は天国であり、日本人は世界中で好かれていると言うイメージを繰り広げるのに懸命です。

 

このような報道と併せて「おもてなし」や「働き方改革」とか「ちょいボラ」などのスローガンを広めることによって、対価を伴わない個人の自発的な労働によるサービス向上やコスト削減を狙っています。

 

日本のように「統一と自己犠牲が必要な所では、日常生活が宗教化、軍事化」される、すなわち、精神論的で曖昧なスローガンが繰り返し連呼され、禁欲と規律が求められるようになるのです。奴隷には飴と鞭が必要ですが、成果を出せない、出来の悪い猿回しの猿どもには厳しいムチをさらに加えるのです。

 

日本は、棄民や人身売買を国が自ら行ったこともありますが、基本的にいかに国内の人間を閉じ込めておいて、そこから搾取するかということで成り立っています。ですから日本の外交も中身の無い国内向けの仰々しいアピールとなってしまいます。

 

日本人は粗末な食べ物や劣悪な環境でも育ち、30代まで酷使することができる貴重な資源です。若者の根拠のない未来への希望や「偉い人」への妄信を上手く利用すれば彼らを献身的に働かせることができます。

 

一方使役する側にとっては、この国はとても居心地がよいのです。彼らがギリギリまで国内に留まり、愚民の洗脳に熱心なのも無理はありません。

 

事程左様に、この国の人間はとても騙しやすいのです。おもてなしロボットや公務員コスプレイヤーなどに人々は微笑みかけ、桜でも愛でるように写真を撮っています。

 

彼らは全く事の本質を見ることなく表面だけ見て喜んだり悲しんだりしているのです。一貫性や理性もあまりなく、そういった意味では、言葉を喋れるけれども人間より獣に近い存在かもしれません。

だからこそ、この閉じられた国にやってきた支配層の子孫達も、彼らに何の価値も認めず、ひたすら奴隷としてこき使ってきたのです。