ルース・ベネディクトの「菊と刀」に、こんなエピソードが載っています。日本人は自分の子供が悪さをすると、「あなたはウチの子じゃありません」と言って脅すというのです。今でもこんな事をしているのか分かりませんが、昔は似たような話はよくありました。
また、小学校低学年の道徳で、「物を大切にしましょう」というのを伝えるのに、モノを使っている間は、そのモノは「生きている」が、捨ててしまうと、それは「死んでしまう」のだと教えていたことがあります。こういうアニミズム的考えが、「兵士の命よりも三八式歩兵銃が大切だ」等の偶像崇拝につながっていくのです。
小学校の頃に、「日本人のなりたち」を書いた子供向けの図鑑に、日本人の顔は左右非対称だが、非対称の方が魅力があるのです、と書かれていたのには子供心にも驚きました。そんなわけがないでしょう(笑)
また日本は「四季がはっきりとしていて美しい国です」というのも、よく言われてきた欺瞞、誤誘導です。日本は夏は蒸し暑く、冬は乾いて芯から冷える、気候変動の激しい、酷い環境の国です。ハワイのように適度な湿度で一年中暖かい場所のほうが、若さを保ち長生きできるというのは常識です。しかし日本に限らず、為政者にとっては厳しい環境に留めておいたほうが、人々を働かせやすいのです。
他にも日本では、「日本人の腸は長いから」肉は合わないだとか、「日本人は農耕民族だから」協調性を大事にし、決定が遅いのは仕方がないとか、「日本人は勤勉で優秀だ」など、いくらでもこのような嘘の例があります。
日本が、このようなウソで満ち満ちているのは、古来より、この最果ての島国から人々が逃げないように繋ぎ止め、奴隷として使役する為の洗脳でした。
日本人は子供っぽい非論理的なウソをつかれることに、子供のころから慣らされてしまっており、馬鹿馬鹿しい単純なウソと明らかな真実との見分けがつかなくなっています。考えようとしないのです。
また「嘘も方便」とばかり、自らウソをつくことにも抵抗がありません。自分の周り全ての人を表面上満足させようとすると、どうしても何処かでウソをつかざるを得ません。日本ではそれでよしとされるのです。
このように日本人は偽りや偽証に対する罪の意識が無さすぎで、キリスト教国から見るとウソばかりつく、信用ならない人々に見えるのです。