kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

Schubert Piano Quintet "Trout", D667

シューベルトという人は変わっています。

率直に自分の思いの丈を音楽で表しています。それは必ずしも音楽的表現として妥当なものではなかったと思いますが、彼はたぶん、有名になりたいとか、深遠なものを表現したいとか、感情をぶつけたいとか、はたまたモテたいとか、そういった動機よりも、むしろ近しい人に語りかけるように、純粋に自分の繊細な心の動きを表現したかったのだと思います。

楽譜で書かれたそういった楽曲が古典として残り、今でも作曲者の心を生々しく伝えるというのは凄いことです。シンプルな音楽で、無骨なまでに心情を吐露すれば、時に陳腐になったり、聴衆を辟易させてしまうきらいはありますが、てらいも気取りも無い、その生き生きとした表現は、ストレートに聴く者の心に伝わってきます。

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