ユダヤ系の作家、アイザック・アシモフのSF小説に「銀河帝国の興亡」というのがあります。巨大な銀河帝国の崩壊を予測した科学者が、文明が衰退した後でも、できるだけ速やかに第2の銀河帝国が再建されるよう、2つのファウンデーション(土台)を密かに作っておきます。
第一ファウンデーションは、動乱の影響を避けるために、銀河の辺境に作り、第二ファウンデーションは、銀河帝国の中心だった都市に密かに設けられました。
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イスラエルの民は幾多の動乱を経て、自国を消失しましたが、いつか再会する時の為に、お互いの風習を守り抜くことを約束して世界に散っていきました。
そのいくつかは最果ての極東にたどり着き、その風習を守ってきました。聖書の預言ではイスラエルの民は再び一つとなり、多くの祝福を得て世界を治めることになっています。
その祝福される国こそが日本である、というのが日ユ同祖論のひとつの主張です。しかし現在のイスラエルから見るとちょっと違います。イスラエルはアミシャーブを通して世界に散った同胞(失われた10支族)を探し、その帰還を手伝っていますが、日本に関してはそういった話を聞きません。考えられる理由は次の通りです。(ユダヤ人にはきちんとした定義があるので、ここでは便宜上イスラエル人と呼びます)
(1)日本にイスラエル人の子孫はいない
(2)イスラエル人の子孫はいるが、あえて帰ろうとしない(例えば支配層に位置するため)
(3)日本にはイスラエル人の子孫が多いため別の方法を考えている
もし理由(3)が正しい(失われた10支族(さらには2支族)も相当数居る)場合、次のユダ族とエフライム族についての予言に従って日本を再興させるにあたり、邪魔なものがあります。それは日本人そのものです。
その地で彼らを一つの民となしてイスラエルの山々におらせ、ひとりの王が彼ら全体の王となり、彼らは重ねて二つの国民とならず、再び二つの国に分れない。(エゼキエル37:22)
日本人は過去の出自を忘れているどころか、多くの人がユダヤの神もキリストも信じていない無神論者です。ユダヤ人にとっては、彼らを滅ぼし、代わりに中国系や朝鮮系の支配層とともに、現在のユダヤ人が入植して、新しい「日本人」として成り代わり、日本を再興して、現イスラエルと共に世界を治める場所とすればよいのです。ユダヤ人にとって、中東におけるパレスチナ人やイスラム教徒が邪魔であるように、日本人も邪魔であり駆逐する必要があるのです。