放射能が危ないとか関東大震災が来るとか富士山が噴火するとかで、多くの人が西日本に逃げて行きました。果たして関東、特に東京はそんなに危険なのでしょうか。
日本で最も道路や地下鉄、電気、水道、河川、通信、港湾、空港、ヘリポートといったインフラが整備され、自衛隊や在日米軍、警視庁や東京消防庁が存在する東京は、平時はもちろん有事においても非常に便利な土地です。
またこれから起こる戦争を考えてみましょう。太平洋戦争時、皇居には一発も爆弾は落とされませんでした。重要な閣僚や大企業幹部は全員無事に終戦を迎えました。10万人が死んだ東京大空襲は下町での話です。もし中国と戦争になっても、日本を占領した後、東京のインフラを活用できるに越した事はありません。東京は出来るならそのまま残しておきたいのです。
原発事故以降、確かに東京も汚染されましたが、汚染の大きい下町で0.09μSv/hぐらいです。今東京にもっとも近い原発と言えば東海第二発電所ですが現在は運転を停止しています。対して地方にはもれなく原発が配置されており順次再稼働されます。有事の際にははるかに危険と言えるでしょう。
なんのことは無い、もし関東で何かあったら東京から逃げ出すのではなく、都心に向かうのが正解なのです。もっとも庶民は地下シェルターには入れてもらえませんし、ヘリコプター空輸やタンカー、空母による移送の恩恵も受けられませんが(笑)
あえて東京以外で重要な地域を挙げるなら、福岡、鹿児島、山口、愛知でしょうか。福岡は中国との交流が活発になった場合、その中心地となり、復興後に発展する可能性を秘めた唯一の地域です。山口県は現在の政治の中心を担ってきた人々の故郷であり、同様に鹿児島は警視庁、自衛隊、海上保安庁などの幹部の故郷です。彼らを敵に回すのは賢明ではありません。愛知県にはトヨタ、三菱重工の航空宇宙システム製作所があります。
京都は、太平洋戦争時に古都を傷つけない為に爆撃をしなかったと言われていますが、これからはどうでしょう。「日本は消えてなくなる」のに占領者が日本の観光地や文化を残しておきたいと考えるかどうかです。簡単に移動できない神社仏閣は新しい占領者の財産としては意味がないと思うのですがどうでしょうか。