キリスト教徒は自殺できないとされています。旧約聖書に書かれている「汝、殺す無かれ」は自殺も含むと考えるのが一般的です。
また聖書に書かれている自殺の例もあまり良いものはありません。ダビデの命を狙っていたイスラエルのサウル王は戦場で追い詰められて自ら死を選びました。イスカリオテのユダはイエスを裏切った後、自殺しました。
ただしひとつだけ自ら死を選んでいい場合があります。
「だれかがその友人たちのために自分の命を捨てること,これより大きな愛はない。」(ヨハネ15:13)
ハリウッド映画でも戦友を守るために、自ら敵の投げた手りゅう弾の上に身を投げるとか、敵に対してスーサイド・アタックを実行するという場面がよく出てきます。これは愛に基づいた自己犠牲であり、彼らにとってキリストの精神に反するものではないのです。ただしこれを異教徒がやったら、ただのテロリストでしかありません。
日本においては、福島に赴いて「死んで応援」というのも良いかもしれませんね(笑)