kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

「エイリアン: コヴェナント(Alien: Covenant)」

エイリアンシリーズの原点に戻ったような、ダークでホラーチックな展開に、「プロメテウス」にあった「我々はどこから来たのか」、「我々はどういう存在なのか」、「新しい生命の創造」といった哲学的な要素も継承されている映画です。
人工生命体であるアンドロイドの視点で描かれており、アンドロイドの目覚めで始まり、最後もアンドロイドの語りで終わります。
冒頭のシーンで流れる、ワーグナーRichard Wagner)作曲の「ヴァルハラ城への神々の入場」のぎこちないピアノ演奏も、映画の最後ではフルオーケストレーションで輝かしく鳴り響きます。新しいエイリアンの誕生シーンも、どこか勝利に満ちた感動的なシーンとして描かれています。
この作品では、人間という存在の始まりが奇跡であったように、完全な生命体であるエイリアンの誕生も、英知に満ちた輝かしい創造力の産物として描写されているのです。

映画『エイリアン:コヴェナント』日本版予告編2 - YouTube