中国と米国の調整の結果によっては、日本を次の「ならず者国家」にするという可能性があるかもしれません。
その時、米国は日本を放棄してグアムまで米軍を撤退させ、朝鮮半島は統一されて事実上、中国のものとなることにより、日本はユーラシア大陸と、海洋国家である米国との緩衝地帯になるのです。
日本は太平洋戦争後、米国の庇護のもとに人口は増大し、経済もブロイラーのように肥え太らされましたが、バブル崩壊後は継続した搾取の対象となっています。
この後、搾り取りつくされ人口も激減した日本に、米軍が留まる理由はあるのでしょうか。在日米軍は日本政府の国家予算によって、ほぼ運営されています。そのカネも払えないような貧乏国家になった日本に、これ以上魅力はないでしょう。
もはや先進国とは言えず、発展途上国並みとなった日本は、アフガニスタンやイラクのように、戦争による破壊と復興を繰り返すという、焼畑にするのが最もふさわしいのかもしれません。
そのためには頭のおかしい独裁者が君臨する極右政権と、それを支持する好戦的な国民がいればいいのです。
独裁政権を時々叩くもよし、中国と米国との表面上の紛争地帯としてもよいでしょう。双方とも儲かりますし、いろいろな地形や気候の存在する日本は、新兵器や戦術研究の実験場としても最適です。
ますます右寄りになる政権や、軍事国家へと邁進する日本を、あたかも容認しているような米国ですが、このようなシナリオも選択肢のひとつとして検討しているでしょう。