以下はフィクションです。
イエスが地上で死んだ後、ルシファー配下の御使い達の間で行われた会話。
御使いA: 「天界でのミカエルとの戦争に負けて、我々はこの物理世界を覗くことしか出来なくなった。もう天界に戻る事はできない。」
御使いB: 「かくなるうえは、この物理世界をどうするかだ。」
御使いA: 「腹いせに物理世界を破壊してもしょうがない。地獄に行く時が早まるだけだし、そもそもシャットダウンすれば消えてしまう世界なのだから。」
御使いB: 「人間どもも我々と共に地獄に行ってもらおう。」
御使いA: 「いい方法がある。我々が選んだ民、ユダヤ人を地上に散らそう。そして試練を受けさせてから、予言通り地の支配者とする。彼らは世界の民から受けた迫害を覚えているので、より苛烈な支配者となるだろう。」
御使いA: 「そして地上に2つのイエスラエルを作る。ひとつは中東エルサレムに。そしてもうひとつは極東の果てに。」
御使いB: 「極東の果て!?」
御使いA: 「そうだ。極東に隠されたイスラエル国家を造る。彼らはやがて自分の出自を忘れる。神やイエスも忘れた究極の無神論者とするのだ。そして時が来たならば彼らを世界強国のひとつとする。」
御使いA: 「エルサレムのイスラエルがやがて世界の支配者として君臨する頃、極東もその出自を思い出し、エゼキエルの予言通り、彼らはひとつのイスラエル国家となる。」
御使いB: 「世界の人々を無神論者とするのか? 上手くいくだろうか。」
御使いA: 「極東のイスラエルに優れた科学技術を与え、大いに繁栄させ平和を与える。世界はこれを見て、宗教というのは邪魔なものでしかないと判断する。」
御使いA: 「時が来たならばキリストの再臨を演出しよう。しかし彼は宇宙人だった。神は居なかったというオチにする(笑)。世界は外敵を目にして一丸となり、こうして世界統一が実現する。」
御使いB: 「確かに無神論者であれば、神やイエスキリストを信じようが無い。地獄へ引きずり込むのも容易だ。すぐに行動にとりかかろう。真の神がこの世をリセットしてしまう前に。」
一同決意の表情で散会。
さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。(黙示録12:7-8)