kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

消えていく日本の企業

人口が減り内需が先細る一方の日本ですが、彼らはどうするつもりなのでしょうか。労働力として奴隷を輸入しても消費はたかがしれていますし、観光や輸出に力を入れても日本の魅力はどんどん落ちて来ています。少数の金持ちを相手に商売出来る企業は限られますし、もともと高級品など得意ではないのが日本です。

 

この先、突然の破局が訪れるという可能性はありますが、絶対来るとも断言できません。ただ20年前の日本と現在を比べ、そこからさらに外挿してみても、世界が羨むような日本の未来はとても描けないでしょう。

しかし、ハイパーインフレーションが起こっているベネズエラでさえ、人々が生活しており、国も体を成しているのですから、案外大丈夫なのかもしれません。特に若者は慎ましい生活に慣れてますし、人口も経済も縮小していっても、どうにかなるのでしょう、と言うより、「どうでもいいや」と多くの人は考えているのでは無いでしょうか。如何に現在の地位にしがみついて、ギリギリまでカネを貰い、すべてのツケを自分より若い者にベッタリ擦り付けて去るか、というタイミングを見計らっているわけです。

 

日本の企業が圧倒的に不得手な分野は、社会を変えるような新しいスキームやプラットフォーム、世界標準などを考案し整備するようなところです。モノ以外の、例えばソフトウエアもそうです。スティーブ・ジョブズは、iPodはソフトウエアだと言っていましたが、クラウド上に音楽を置き、それを好きなタイミングで好きなものをダウンロードして聴く、そういったシステム、環境を作り上げたところが偉大だったわけです。ところが日本人はモノにばかり着目して、「こんなものは我々だって作れる」と傲慢蕪村な態度でうそぶくのです。

 

日本のソフトウエアのレベルはとても低く、特に業務ソフトウエアのシステムエンジニアは、ユーザーから聞き取った業務の流れを一定のフォーマットに落とし込むような事をしているだけです。それをコーダーを使ってプログラムに翻訳させ、それら全般の工程を管理監督して製品を納めるのが仕事だと思っているのです。自社で数ヶ月の研修を受けただけの人々であり、創造性も何もありません。ただの御用聞きに毛が生えたようなものです。企業幹部は三文字略語を唱えただけで新しい事をやっている気になっています。 

人月商売のソフトウエア開発業は、ますます売値を叩かれ、それに伴って技術者の単価も下げざるを得ません。外国人と言ったって、かつて存在した優秀な中国人、韓国人、フィリピン人の技術者はほとんど来なくなり、日本語しか解さないスキルの低い技術者しか居ない状況です。

 

これに限らず、多くの日本企業はこれから廃業、解散したり、吸収されていくでしょうが、それは要らなくなった従業員を一斉に解雇するチャンスでもあるのです。生き残った企業もそのうちに給与が払えなくなって現物支給になるかもしれません。食料も足りなくなるでしょうから、これから就職するなら食品を扱ったり、その物流に関わるような仕事を選んだ方が良いのかもしれませんね(笑)

 

そこで、未来について正確な予測が出来るに越したことはないのですが、多くの人々は膨大で信用に足る統計情報に接する機会も無いし、ましてや霊感、神のお告げが訪れる訳でも無いのですから、個々人が将来を見通すというのは、難しいものです。

ひとつの方法ですが、(1)映画や漫画、人との会話、なんでもいいですが、何かのきっかけで思い浮かんだヴィジョンについて、まず考えてみるのです。そのほとんどはものになりませんが、(2)できるだけ10年、100年単位などの長期間に渡って過去を振り返り、それに関連するものがどう動いているか、特徴や傾向を自分なりに掴みます。(3)次にそこから予想される未来の姿をできるだけリアルに思い描き、(4)そうして今度は、その未来の姿が実現されるにはどういう事が起こらねばならないかを、逆に考えていくのです。(5)すると、今現在、どの程度その未来に近づき、その未来がどれほど確からしいかが分かってくるわけです。

ただし、集団の動きは比較的予想しやすいのですが、個人の意向は予測が難しく、その個人の影響によって急激に大きく変動するようなものは予想が困難です。 ですから適切なリスク評価をして、それぞれの分岐毎にどう対応するか予めシナリオを作っておく事が大切になってきます。

また普段から参考になるものとして、女性達の発言や行動があります。女性というのは何時の時代も危い将来にいち早く感づいて騒ぎ出すものです。一方、環境適応力も高いので、もし彼女等が何も言わずに腰を据えてしまったら、それはもう手遅れだということです。

 

とはいえ、深く考えることを止め、積極的に明るく人生を過ごせば、何とかなるのかもしれません。「怒らず、恐れず、悲しまず」です。それに、これから五輪や万博、空飛ぶクルマが、日本を救ってくれるかも知れませんしね(笑)