日本文化とよく言いますが、果たして日本文化とは何でしょうか。日本というのはその時の流行を節操なく取り入れてきた国です。常に何かの物まね、猿真似です。何かが流行れば、それまでの流行はすたれ、破壊され、新しいものが席巻して古いものは省みられません。
連綿と過去から受け継がれてこそ、その国の民族の文化と言えるのですが、この国は、文化などまったく大切に扱ってないように感じます。
西洋におけるギリシャ、ローマ文明への憧憬、そして受け継がれてきた学問、芸術に対する敬意、教育に対応するようなものがあるでしょうか。
海外のイベントでよくあるように太鼓をドンドコ鳴らしたり、琴をポロポロ鳴らしてお茶を飲んだりするのが日本文化なのでしょうか。あんなものを披露する時点で、日本文化と胸を張れるものが無いこと、そして文化への軽視と、こんなもので外人は喜ぶだろうという浅はかな考えが垣間見えます。
あるいは世界中で人気(笑)の日本のアニメやゲームなどでしょうか。ほとんどは低予算で作られた酷い代物で芸術性は無いと思います。ただし、サブカルでマイナーであればあるほど、他の日本由来のものにはない独創性が見られます。しかしメジャーになろうとすると低賃金で酷使され結果的に低い完成度になってしまうのです。
日本のような法律を駆使して権力を行使する実務家たちが支配し民が抑圧されている国では、創造性は途絶え、模倣性が主たるものになります。共同体の維持に効果的な方法のみが節操なく外部から取り入れられるからです。そうった国では宗教的、迷信的なまやかしと軍隊的な性質が常に見られるようになります。
そのような国の奴隷達は、彼らが優秀で慈悲深いと信じ崇拝している役人の号令やスローガンに合わせて、一斉に右を向いたり左を向いたりしているのです。案外、役人が作った素晴らしく効果的な法律や作文が現代を代表する日本文化なのかもしれませんね(笑)。