「ブラッド・ダイヤモンド」という映画があります。アフリカのシエラレオネ共和国でダイヤモンド資源を巡って起きた内戦をテーマにしたものです。子供達は満足な教育も受けられず、それどころか少年達も自動小銃を持って殺戮を繰り広げます。
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日本は貧困化の一途を辿っています。人口も減っていますが、為政者にとっては国民からチューチュー利益を吸い上げる仕組みが、これから先も欲しいところです。
日本は既に内需が期待できず、下請け、末端労働者の質の低下や減少のため、技術力を生かしたモノづくりと輸出も期待できません。もちろん日本には輸出するような資源もありません。
ひとつの案として、日本を世界のプルトニウム製造、核燃料再処理工場にするというのがあります。原発インフラを利用して各国からの仕事を請け負うのです。さらに世界中で発生した核のゴミの廃棄施設を作りその管理を行うのもよいでしょう。
この先、地方自治や地方警察は崩壊していきますので、原発周辺には民間軍事会社から雇った傭兵を配置し、施設を守ることが必要です。また人々を徴用し、銃で脅しながら原発作業に駆り立てることもしなければなりません。
地方の治安は相当悪くなりますが、単純労働に従事する人間はいくら死んでも代わりがいますし、またカネ目当てで世界中から傭兵も集まってきますから、原発運用に困ることはありません。時々は土人(日本人)が面白半分に銃で撃たれたりしてしまうかもしれまんせが、日本人は駐留軍の下で人権侵害には寛容ですから大丈夫でしょう。
東京は選民が住む、一種の要塞都市になります。約4万人の「兵隊」から成る警視庁と朝霞や習志野の自衛隊が守りますが、万が一、反政府軍に襲われるようなことがあっても、要人はヘリや飛行機、空母でいつでも脱出が可能です。富裕層や二流の役人もカネやコネ次第では助かるでしょう。
地方の物流はとまり、食糧は不足し、生活必需品にも事欠く毎日です。主な仕事は原発作業員か軍人、傭兵、警備員しかありません。安穏としている老人はすぐに死んでしまうでしょう。シエラレオネ共和国は世界でもっとも平均寿命が短い国ですが、そのうち日本もその座を巡って競うことになるかもしれません。人道支援を求めるユニセフの広告にも惨めな日本の子供が載る日が来るかもしれませんね(笑)。