kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールです。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています。これらを通して人間に共通する問題を探っていきます)

「孤立死」が問題なのではなく、仕事もなく、食べ物も手に入らない社会が問題

TVニュース番組で「孤立死」が特集され、ちょっと話題になったようです。老人だけでなく若者(20代や30代)も孤立死することがあり、その割合も無視できないほど高いのです。そして特集の最後では、「趣味を持ち、地域活動に参加して孤立しないことが大切だ」と締めくくったそうです。ひどい問題のすり替えです。(笑)

 

「孤立死」自体が問題なのではなく、若いのに仕事がみつからず、食事も十分にとれず、病院に行く為の健康保険やカネもなく、衰えて死んでいく事が問題なのです。

 

番組では30代で仕事を辞めた後、心療内科に通いながら、最後はカンパンで食いつないで死んでいった人や、結婚歴があり、サーファーとして社会的にも活発だった人が糖尿病をきっかけに会社を辞めた後、仕事が見つからず、最後は病院にも行かず、酒を飲みながら死んでいった50代のケースが紹介されていたようです。

 

メディアは、セーフティネットなどの社会インフラを整備すべき行政の責任を、個人の責任にいつのまにかすり替えています。一人で汚く、淋しく、惨めに死んでいく「孤立死」「孤独死」は恥であり、穢れであり、そうならない為には「あなた個人が社会から孤立しないようにいけませんよ」と、ありがたくもご高説を垂れているのです。

 

見ず知らずの周りの人や、家族に泣き付いたら、誰かがカネを恵んでくれたり、身の回りの世話をしてくれるとでもいうのでしょうか。それとも、「孤立死」は汚くて、アパート経営者に迷惑をかけるから、「一日一回、見回りに来てくれ」とでも頼めばいいのでしょうか。失業保険やハローワークは機能しているのでしょうか。

 

番組では、アパート経営者が笑いながら、「入居者を40代以下に制限していたのに孤立死があるとは思わなかった」と喋っていたようですが、運悪く「孤立死」した入居者に見舞われた経営者の為の民間保険はあっても、「孤独死」するような「社会のゴミ」に対して、この国は何の手助けもしてくれません。「病気になったのも、失業したのも全部お前の責任だ、自分で何とかしろ!」と、この国の指導者様は仰っておられるようです。