中国映画、「金陵十三釵(きんりょうじゅうさんさ)」(The Flowers Of War)において、日本の兵士や士官達の興味深い行動を見ることができます。この映画は、日本軍が占領した南京において、女子学生達が牧師に扮した米国人によって教会から脱出するまでを描いた、チャン・イーモウ監督の作品です。
例によって日本では未公開です。特に日本人の残虐性を中心テーマにしているのではなく、また、まともな日本人俳優を使って撮られている映画なのですが、日本人の狭量ぶりにはあきれる他はありません。この程度の描写を冷静に受け入れられない、ましてや怒り狂うなど、どこか精神異常を疑ってしまいます。
それなりに話題になり、興行収入を得た映画を、日本が公開しないとするならば、是非とも見ておくべきなのです。
さて、この映画を見ることによって、日本人の特徴をあらためて客観的に捉えることができます。下にそれらを挙げましたが、これは映画からだけでなく、日頃接する日本人にも共通してよく確認できるようなものばかりです。
(1)旅の恥はかき捨て、ルールが無くなれば何をしてもよい
(2)上の命令には絶対服従で杓子定規に従う
(3)上の命令であれば、他の人との約束を破っても、ウソをつくことになっても平気
(4)自分たちがいつも虫けら扱いされているため、他人を虫けら扱いしても平気
映画を観て、「日本人を悪く描いている」などとショックを受ける必要はありません。強姦や虐殺、裏切りなどは何処の国の歴史にもあることです。自分に自信があるのだったら、私は絶対にあのような事はしないと思えばいいだけです。臭いものに蓋で、まるで無かったことにしてしまう事のほうが問題です。