kurukuru89’s blog

一人の原始キリスト教信者が、気の向くまま森羅万象について語ります

レッド・ツェッペリン「天国への階段」における純正律の調律

レッド・ツェッペリンの有名な曲、「天国への階段」のスタジオ録音版冒頭部分は少し不思議な響きを持っています。その秘密はアコースティックギター純正律に近い調律にされているところにあります。

 

通常の平均律に近い調律ではこの感じがでません。ただしギターでは完全な純正律のチューニングは無理であり、さらに半音進行のクリシェも入っているため、若干調子外れに聞こえるわけです。

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この曲はハ長調平行調であるイ短調ですが、純正律に近い響きにするために、冒頭のラの音が下げられています。具体的には4弦が緩められています。ラドミラとアルペジオが進みますが、最初のラ(4弦)と最後のラ(1弦)の音のピッチがずれています。それがこの印象的なイントロの響きの鍵のひとつとなっています。

 

弾き方も工夫があり、4弦だけが緩められているため、全体の調和を乱さないように冒頭以外、4弦は弱めに弾かれており、4小節目のEマイナー、Aマイナーの和音では4弦は省かれて弾かれています。

 

アコースティックギターに続くエレキギターは、通常の平均律に近いチューニングになっています。エレキギターだけで弾かれるライブでも冒頭から通常のチューニングです。

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ジミー・ペイジ純正律を意識したわけでは無いかもしれませんが、鋭い音感と優れたセンスを持っていたことは確かでしょう。