人間は身の回りで起こる出来事の矛盾や、無意識から来る葛藤を解決しながら生きていかなければなりません。これらを適切に解決しないで無意識へと抑圧したりすると、異常行動や身体症状となって表面に現れるのです。
日本人はこの正常な「解決」手段が苦手な人々です。上の人の言う通りに動く事はできますが、自分で考えて解決する事が苦手な人達です。その代りに例えば、無かったことにしようという「原始的否認」や、考えないで無意識に押し込む「抑圧」がよく使われます。その結果心に異常を感じても、外に発散する勇気はないので、最後には自殺しかないのです。
日本の年間自殺者数が3万人というのは大きい数字です。年間生まれてくる世代は100万くらいですから、3%以上です。有意です(笑) しかもこれは警察が自殺と認定した数なので、事故死や行方不明に分類されている人々を加えると10万人という話もあながち嘘ではないかもしれません。
戦場での軍人の死亡率は普通、3%もありません。湾岸戦争での米軍の死亡率は0.1%を切っています。日本がどれほど異常な国かわかるでしょうか。ただし命を粗末にする日本軍だけは別で30%くらいが日露戦争でも太平洋戦争でも死んでいます(笑)
日本人は長い歴史の中で命を粗末に扱われ淘汰されていった結果、不安遺伝子と呼ばれるSSタイプを持つ人間が多く生き残ってきた国です。特にバイタリティーに溢れた戦国時代を経た後の徳川260年の平和統治(笑)によって、大胆な考えをする人間達が子孫を残せなかったのは想像に難くありません。
こうしてみると、若者にとっては日本の社会にいて自殺してしまうよりも、外国の戦場に駆けつける方が、健康的で死ぬ確率も少ないのかもしれません(笑)