現在、世界的に推進されている多様性、ダイバーシティを重視する社会は、人々に苦しみと不幸をもたらします。人は自分と違うもの、異なるものを憎みます。それが増殖し隣人となるのです。いい悪いを言っているのではありません。
狭い部屋に気の合わない2人が押し込まれ共同生活が始まるとします。必ず相互に憎みあい、上下関係が生まれます。支配・被支配の関係です。支配的立場にある者は満足し、被支配者は苦しむ場合もその立場に甘んじる場合もあります。この時、50%~100%の人が満足する状態です。
ところがダイバーシティ社会では表向き、このような支配・被支配の関係は許されません、そうなると双方とも憎しみを秘めながら我慢しあう状態がずっと続くのです。この時は満足する人は0%です。表に現れない陰湿なイジメや嫌がらせが発生します。表面上は平和でありながら憎しみを秘めた偽善的な社会です。まるで日本のような息苦しい社会が世界的に展開されるのです。
繰り返し言いますが、いい悪いを言っているのではありません。ダイバーシティがもたらす社会の状態を予想しているに過ぎません。