1972年に放映された特撮テレビ番組に、「○ね○ね団」という秘密結社が登場していました。悪役であり日本をこの世界から消してしまえと密かに狙う団体です。そして「○ね○ね団のテーマ」というのが番組内で歌われていたのですが、その歌詞内容は子供心にも興味深いものでした。
この歌を作詞したのは政治評論家でもある大正生まれの川内康範氏でした。
「黄色い豚めをやっつけろ」「カネで心を汚してしまえ」「夢も希望も奪ってしまえ」というのは、日本への反面教師的な意図もあったのかもしれませんが、いつか西洋人に日本がやられる日を氏が予見していたようにも思います。
だってそうでしょう。日本が仕掛けた戦争なのに、戦後になって急に米国が優しく接してくれるなんて、何か裏があると考えるのが普通です。白人に反抗した有色人種の癖に、戦争犯罪人として数十名が死刑、終身刑にされただけで許されるわけがないのです。そしてその日は確かにやってきました。