kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

頼りない日本人の良心の拠り所

日本人というのが帰属集団の様々なルールに従っているだけで、確固としたポリシーや道徳律を持っていないというのは、既に書きました。それなのに日本人は「ルールを守れ」などと善人面をして言います。まるで世界中で日本人こそが、善の善なるものだと思っているような傲慢な態度です。少なくとも「規則に良く従い、マナーが良い」と自認しているようです。

そこで、ここでは日本人の良心の拠り所について書いてみたいと思います。

日本人というのは世論誘導によって、その考えを思いのままに操ることが出来ます。「同性パートナーを役所が認めました」、「国勢調査の性別欄が男と女しか無いのは差別ではないか」というニュース報道やネットの書き込みをすれば、大多数の日本人は「ああ、ニューハーフや同性婚も認めなきゃ」と思うようになります。「中国や韓国やISは悪い奴だ、戦争もやむなし」というムードを作れば、簡単に戦争に行ってくれます。素晴らしく理想的な近代国家市民です。

さらに日本人というのは基本的に性善説であり、子供は善だと思っています。子供が無邪気に喜ぶものは良い、という事です。反対に子供に笑われるというのは最大の屈辱です。「オトナなのにマナーも守れないの?」という高校生が描いたポスターが話題になったりします。「自分の子供に見られて恥ずかしくなような行動をとる」と公言している人もいます。津波から避難しようとしている時に子供から「こういう時だからこそ政府の指示に従おうよ」と言われて、思いとどまったりします。

では子供の行動の基準とは何か? 子供は基本的に純真です。言われた事を疑いもせず守ります。日本の子供が何を吹き込まれているかと言うと、何のことは無い、学校での愚にも付かない指導と、同じく親による、何のポリシーもなく「ああいう事をしたら笑われますよ」と言われた言葉を守っているだけなのです。日頃、自分が善人面して吹き込んだ言葉に、そのまま縛られているだけなのです。何と愚かなことでしょうか。

大人でさえモラルを守れないのだから、子供には厳しく道徳を教え込むというのが世界の常識です。ところが日本では子供を甘やかします。成長するに連れて「皆に笑われないよう、迷惑をかけないよう」と自重しますが、道徳を教え込まれていないので、タガが外れる場面では、好き放題に振る舞います。これが日本人が信用されず嫌われている理由のひとつです。

このように日本人がすがっている良心というのは、実に頼りないものであって、これを操る事によって日本人を如何様にも洗脳できるのです。