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kurukuru89’s blog

原始キリスト教信者が森羅万象について解説します

物理世界は、夢、幻の世界か? (シミュレーション仮説)

「この世は夢幻である」という言葉は、それこそ「胡蝶の夢」のように、賢人から狂人、凡人に至るまで、古来から言われてきたことです。しかし現代にあっても、そのような疑念は残っています。

例えば、自分の手を壁に押し付けるとします。粒子レベルで言えば、体も壁もスカスカです。手が壁を通り抜けるほうが自然であって、抵抗があるのがおかしい とも言えます。原子を形作っている粒子同士は、強い電磁波の力で結びついていますが、どこからそんなエネルギーが常時出ているのかとても不思議です。

哲学や物理の分野で、「シミュレーション仮説」というものがあります。映画「マトリックス」のように、自分の実態はどこか他の世界にあって、この世は何かが作り出している仮想世界だというものです。

でもこれは特に奇抜な仮説とは思えません。かえって量子力学相対性理論における不可思議な現象を説明してくれるような気がします。

(1)例えば量子の重ね合わせというのがあります。コペンハーゲン解釈では、人が観測するまで、量子の位置は定まらず、人が見ることによって、初めてその位置が固定するという常識では考えられない現象です。

こ れをコンピュータの仮想世界に例えてみましょう。自分がアバターを操作してオンラインの仮想世界を歩いているとします。この時、サーバでは、仮想世界の全 てをメモリ(実際には仮想メモリ)に描画をしたりはしていません。アバターが見る部分、さらにはその周囲だけを、描画情報としてメモリに展開しています。 アバターが左を向いたときに、初めて左に居る(シュレーディンガーの)猫が生きているのか死んでいるのか、どこにいるのかが、参照され計算され決定するの です。

(2)次に量子のもつれによる量子テレポーションを例えてみましょう。量子テレポーションというのは、どんなに遠くに離れた量子であっても、もつれ状態にあれば、情報が瞬時に伝わるという不可思議な現象です。

先ほどのサーバの仮想世界では、どんなに離れたもつれ状態にある量子同士であっても、それはX、Y、Zの3次元の座標値が違うだけの配列変数に過ぎません。ですからデータを共有させれば、1フレームの描画時間(=プランク時間)以内で瞬時に情報を伝達できます。

(3)ついでに言うと果ての無い世界というのも仮想世界では簡単に出来ます。昔のパックマンのゲームのワームホールのように世界を閉じてしまえばいいので す。また宇宙のように巨大な仮想世界も、アバターが移動するに連れて、いくつかの法則に従い展開して行けば、そのような広大な宇宙を演出できます。増える データ量と計算量も、クラウドでのPCサーバやストレージ、データベースの追加によって対応できます。

(4)移動速度が光速に近づくと時間の進み方が遅くなるというのも説明できそうです。高速で移動すれば、そのための描画処理も大量になる訳で、CPUやメモリに負荷をかけます。

で すから、移動する物体への処理割り当ての回数は減らす、具体的に言うと、移動するアバターから見た画面の描画コマ数を速度に応じて少なくしていけば、その 他の住人に迷惑をかけなくて済むわけです(笑)。例えば、他の人々が4コマの画面を見ている間に、移動するアバターに対しては、1コマの画面を見せてやる と、時間の進み具合は相対的に遅れるわけです。

(5)また、「全ての物質やエネルギーは粒子であり波である」というのは、どう説明したら良いでしょう。光は真空の中を移動する事ができる粒子でありなが ら、同時に質量はゼロで、波のように回折します。要するにこれは物質やエネルギーには実体が無いことを示しているように思えます。

すなわ ち、矛盾する2つの現象を最小の単位である素量子が起こすというのは、言わば、そうプログラミングされているから、そのような現象を引き起こすだけであっ て、実体は存在しないという事です。原子や分子を形作っている電磁波も、太陽系や銀河の形を保っている重力やダークエネルギーも、実はそう動くように定め られているだけで、実体は存在しないわけです。

オブジェクト指向的な表現をすれば、まず素粒子は、真空を進める、ガラスを透過できる、回 折も出来るという、粒子でも波でもある万能性を持ったスーパークラスのオブジェクトとして定義され、それを継承する様々な物質やエネルギーは、素粒子の属 性の一部、すなわち、粒子であったり、波であったり、部分的な継承を受けて定義されたものと言えるかもしれません。

(6)最後に、「光速度不変の法則」です。もし光が停止に近い状態になってしまうと、ヒトはものを見ることができません。光速に近い速度で移動する宇宙船 に乗っている人間が、方向によって物が見えたり、見えなかったりするのでは、まるで物理世界にバグがあるようなものです。つまりは人間原理なのですが、人 間がモノを見るのに都合が良いように、「光速度不変の原理」が定められているというわけです。


以上の事は、多くの人が実は気付いているはずです。しかしこれが真実ですと、この物理世界を構築した存在が居るという事になってしまいます。物理世界や宇宙は、偶然の産物で出来た事にしたい人達にとって、それを認めるのは嫌な事でしょう。

こ のように、いろいろ書いてきた訳ですが、この世が瞬時に消えるような作り物だったとしてもがっかりする事はありません。どのみち我々は脳の神経の化学的、 電気的な変化を介して、世界を見ているに過ぎないからです。また、我々は物理世界での自分の体以外のインターフェースを持っていないので、それ以外の外の 世界を認識できようはずもありません。

肉体が滅びれば意識は消滅します。しかし魂と言っていいのか、自己と言うべきものは残り、それがまた物理世界のインターフェースを手に入れられれば、輪廻 転生や復活という事になり、また別の世界のインターフェースを持てば、そこは天界、あるいは地獄なのかもしれません(笑)。

「友人であるあなたがたに言っておく。体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない。 だれを恐れるべきか、教えよう。それは、殺した後で、地獄に投げ込む権威を持っている方だ。そうだ。言っておくが、この方を恐れなさい。 (ルカ 12:4-5)
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」(創世記1:26)