kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

宗教

資本主義というゲームに負けた日本

日本は衰退の一途を辿っています。成長率は先進国のなかでも最低です。もはや先進国ですらありません。日本人はどこで道を間違えたのでしょうか。そしてその原因は何なのでしょうか。 現代の資本主義のシステムはアングロ・サクソンによって作られました。そ…

脳の使い方を知らず環境に適応できない日本人

日本人は変わりゆく環境に適応できません。このままでは滅ぶしかないでしょう。生物として極めて当たり前のことができていないのです。なぜ日本人はこうなったのでしょうか。 人間は、外界をシミュレートできる、脳という面白い器官を持っています。世界の小…

新しい道徳が支配する世界

現代社会は新しい価値体系を必要としています。現実を変えられないのなら、理念を変えるしかありません。新しい道徳が生まれ、それを受け入れる社会が到来します。 我々は、これまで以上に死と向き合う事になります。実をいえば、私たちは既に死神と取引をし…

日本人の行動原理 -文明人になりそこなった日本人-

日本人に共通してみられる行動の背後にあるものは何でしょうか。それによって日本人の行動を予測できる、シンプルな原理や仕組みがあるのではないでしょうか。 日本人の行動を説明する要素として、仮に、次の2つをあげてみます。 (a)ヒトには上下がある…

いつも余裕がない日本人

日本人には余裕がありません。余裕が人間としての深みを与えます。それが豊かな文化や文明へとつながっていくのです。 若い見習い士官の日々をコミカルに描いた「スタートレック・ロワーデッキ」というアニメがあります。その第三話はこんなエピソードでした…

善意の押し売りをする人々

日本人は善意を装いながら、悪を行う人達です。不完全なポリ袋の防護服を子供に作らせ、それを医療機関に寄贈する事で、美談を狙った大人たちの事が話題になりました。 そして彼らは、弱者を都合よく利用しながらも、何か批判されると弱者の立場で反論します…

Judith mit dem Haupt des Holofernes

神学者ルターの人物画等で知られる、ドイツの画家、Lucas Cranach der Ältereによる、"Judith mit dem Haupt des Holofernes"です。旧約聖書にある敵の首を取ったユディット(Judith)にちなんだ絵画であり、この話は画題としてよく扱われてきましたが、彼が描…

物理世界という地獄

「ブラッド・スローン("Shot Caller")」という映画があります。主人公は交通事故がきっかけで収監され、生き延びるためにギャングの一員となります。一旦その地獄に嵌ってしまうと、刑務所を出たとしても、常に囚人を束ねる支配者の影響下におかれ、逃れる事…

この世界を創った存在を確かめるひとつの方法

「ソーセージ・パーティー」という映画があります。スーパーに売られている食材達を主人公にした寓話です。彼らは神(人間)に選ばれることによって永遠の地に行けると信じていましたが、実際には切り刻まれて食われるという真実を知ります。天国に行けると…

保険としての宗教や信心

神はいるのか、いないのか? もし仮にいたとしても、この物理世界や人間に関心を持っているのでしょうか? 神や悪魔と会話したという人もいるようですが、一般的に言って、神が存在するかどうかは不可知であり、誰にも分かりません。しかし、もし宗教が教え…

物理的強制力が最終的に人を支配する

2018年に全米で公開される「サムソン」という映画があります。サムソンは、旧約聖書に書かれている神に選ばれた存在で、その怪力をもって数千人の敵を打ち殺し、死ぬ際にも大勢の敵を道連れにした古代イスラエルの英雄です。 宗教というのは暴力と深く結びつ…

一人になれるのは神には無い人間の特権

人間は一人きりになりたいと思えば、たいていの人は、そうすることができます。部屋にこもったり、あるいは、どこか辺鄙なところに出かけて孤独を楽しむことができます。人間はこれを当たり前と考えますが、人間より上位に位置する高次の存在は、そのような…

彼らが望んでいるのは人口削減ではない

この世界を司っている人達は人口削減を望んでいるわけではありません。聖書は「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」と命じているからです。ですから地球が人を養えるギリギリの線まで人を増やすことはあっても、その逆は考えにくいのです。わざわざ意図的に世界大…

旧約聖書の神を信じる人達の目的

旧約聖書の神を信じる人達にとっての、この世の目的を考えてみましょう。この世界に人がいる目的、それは実に簡潔に聖書のなかに記されています。 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動…

為政者はなぜ悪魔崇拝者となるのか

以下はフィクションです。 ほとんどの庶民が無神論者や唯物論者である一方で、皮肉なことに、為政者達は目に見えない存在を信じています。というのも、彼らはそういった存在と実際にコミュニケーションをとり、未来を教えてもらい、時に願い事を叶えてもらっ…

理性的存在である人間にとって不可欠な長期記憶はどこに存在するか

人間が理性的存在であるためには、長期記憶の存在が必要不可欠です。記憶があるから自分が何者であるかが自覚でき、客観的に自省し、未来の計画を立てて実行に移すことができるのです。 この長期記憶が何処に保存されているのかは、はっきりと分かっていませ…

日本の復興において駆逐される日本人

ユダヤ系の作家、アイザック・アシモフのSF小説に「銀河帝国の興亡」というのがあります。巨大な銀河帝国の崩壊を予測した科学者が、文明が衰退した後でも、できるだけ速やかに第2の銀河帝国が再建されるよう、2つのファウンデーション(土台)を密かに作っ…

愛とは感情ではなく理性の働きによるもの

「愛」という言葉の意味を誤解している人が多くいます。普通に「愛」といっても人によってその意味はさまざまです。 (1)性愛 : おもに男女間で見られる肉欲を伴う激しい感情と欲望 (2)普通の愛 : 子供や友人に対するような、肉欲を伴わないが、自身…

人は、すべて平等に価値がない

「すべて平等に価値がない」、映画「フルメタル・ジャケット」において鬼軍曹が新兵にたいして言い放つ言葉ですが、けだし名言です。 なまじっか人間に価値があるとか、現在の人生に価値があるとか、人命は地球よりも重いとか信じてしまうから矛盾に突き当た…

キリスト教徒は自殺できるのか

キリスト教徒は自殺できないとされています。旧約聖書に書かれている「汝、殺す無かれ」は自殺も含むと考えるのが一般的です。 また聖書に書かれている自殺の例もあまり良いものはありません。ダビデの命を狙っていたイスラエルのサウル王は戦場で追い詰めら…

遠藤周作の「沈黙」のジレンマにクリスチャンはどう対応すべきか

遠藤周作の「沈黙」という小説に、クリスチャンが直面するジレンマが描かれています。島原の乱後の江戸時代に日本を訪れたポルトガル人宣教師が、「お前が棄教するまで、他の棄教を約束したクリスチャン達の拷問を続ける」と日本の役人に脅されるのです。そ…

なぜ祈りは聞かれないのか

神を信じようとする際、最初に躓くのが、これかもしれません。なぜ祈りは聞かれないのか。 それは、イエスが磔になって現在に至るまで死んだ状態、無意識の状態であるからと考えられます。黙示録には「わたしは、すぐに来る」と書かれており、また磔になった…

新しい天と地の変わり様に戸惑う人々

イエスが言う「この世の終わり」において、この物理世界は一瞬で新しくされます。しかしクリスチャンでさえも、その新しい天と地(Sky and Earth)の変わり様に驚く人々がいるかもしれません。いくつか思いつくものを挙げてみます。 (1)男女の性別はなく…

この世は真剣に生きるに値しない

「カイジ」という漫画に、「この世を空想か何かのように考えて、真剣に生きようとしない人間が多い」と登場人物が語るシーンがあります。しかし真実は逆です。この世は天界(異次元)の住人から見れば、仮想世界そのものです。 なぜ行き当たりばったりで出会…

ルシファーの「終わり来る来る」詐欺と、本当の終わり

近々、聖書の黙示録に書かれているような、恐ろしいこの世の終わりが来るのでしょうか。第三次世界大戦や天災、地震、疫病が世界的に起こって多くの人々が死ぬのでしょうか。そして正しい人だけが携挙(天に挙げられる)されるのでしょうか。 ルシファーがこ…

ルシファーは人間に問題の解決とバランス感覚を求めている

誤解されていますがルシファーは悪の権化ではありません。この物理世界で善と悪を創ったのはルシファーですが、彼は人間が悪の誘惑、また過度な偽善者となる誘惑に打ち勝って絶妙なバランス感覚を持って物事を解決していく事を求めているのです。 問題は、こ…

現在のルシファーの目的はエバに約束したように人を神のようにすること

現在のルシファーの目的はこの世の破壊ではなく、ユートピア(ディストピア)構築であるように思います。ルシファーは嘘つきであり偽善者であるとしてイエスに弾劾されました。このままだと配下の御使いもろとも永遠の地獄へ行くことになりかねません。それ…

嘆き悲しんでいる人こそクリスチャンらしい人々

成熟した大人は世を拗ねないものだと思われています。何かある度に「この世が悪い」「社会が悪い、おかしい」というのは社会に不適合な、未成熟な人間と見られます。その典型例が小説、「ライ麦畑でつかまえて」の主人公のような狂人であり、体制にとって時…

不正にまみれた富で友を作るという意味

イエスの言葉に「不正にまみれた富で友達をつくりなさい」というのがあります。真面目なクリスチャンはこれをどう解釈したものか悩みますが、これはそのままの意味でもあるかと思います。イエスは確かに例え話を多くしましたが、その話自体もそのままで意味…

因果応報はサタンが作った法則

世の中に因果応報という法則があります。運は貯められるという人がいます。世の中は上手く出来ているともいいます。つまり結局人生の収支が取れているというのです。中村天風などもその著作で、この世におけるこういった道徳のシステムの存在について触れて…