kurukuru89’s blog

主に原始キリスト教、哲学、心理、日本人について、気の赴くままに語ります。知識ではなく新しい視点、考え方を提供したいと思っています。内容は逆説的、独断的な、投影や空想も交えた極論ですが、日本人覚醒への願いを込めたエールであり、日本の発展に寄与する事を目的とします。(ここで言う日本及び日本人とはあたかもそれらを代表するが如く装うが、理性が未発達な為、感情的に動き、浅薄な信条に左右され社会に仇なしてしまう集団や人々を主に指しています)これらを通して人間に共通する問題をも探り散文的に表現していきます。

哲学

人間のあるべき姿 −ヘルマン・ヘッセ「シッダールタ」−

数多(あまた)ある書物の中でも人生の節目において何度も読み返すべき重要な本があります。ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」はそういった本のひとつです。人間がこれから目指していくべき方向についての大切な示唆を得ることができます。 シッダールタは…

幸福になれない日本人

日本人は幸福ではありません。それどころか、彼らは自分が不愉快であるならば他人も不愉快になるべきだと考えています。周りを巻き込むのです。こうして不幸の連鎖が続きます。彼らの内面は一体どうなっているのでしょうか。 モノやカネはいくらあっても満足…

自分と世界を正しく認識できず夢も持てない日本人

日本人は正しく外界を捉えられていません。自分も分かっていません。人間は世界を脳というフィルターを通して見ています。ですからそのフィルターが歪んでいれば、世界も歪んで見えます。同じ世界を見ていても、まったく別なものを見ており、その結果、違う…

人間にとって時間とは何か

人間にとって時間とは、どういう意味を持つものでしょうか。我々は時間というものを漠然とは感じています。絶対的なものではないにしても、相対的な時間はあるだろうと思っています。ところが実のところ、時間軸そのものがあるのかどうかさえ不確かなのです…

新しい道徳が支配する世界

現代社会は新しい価値体系を必要としています。現実を変えられないのなら、理念を変えるしかありません。新しい道徳が生まれ、それを受け入れる社会が到来します。 我々は、これまで以上に死と向き合う事になります。実をいえば、私たちは既に死神と取引をし…

日本人の行動原理 -文明人になりそこなった日本人-

日本人に共通してみられる行動の背後にあるものは何でしょうか。それによって日本人の行動を予測できる、シンプルな原理や仕組みがあるのではないでしょうか。 日本人の行動を説明する要素として、仮に、次の2つをあげてみます。 (a)ヒトには上下がある…

他人の不幸を願う日本人 ー最大多数の最小幸福ー

日本人は不幸が大好きです。自分が損をしたとしても、他人の不幸を望みます。彼らは何故このような歪んだ動機を持つに至ったのでしょうか。 他人の不幸は喜ばしい事です。下の人間が増えて、自分の地位が上がるからです。彼らはそんな所でも、タテの序列関係…

What a Wonderful World ー理想を思い描くことについてー

ルイ・アームストロングが歌っていた「この素晴らしき世界」という有名な曲があります。ベトナム戦争の頃に書かれた曲です。実際には存在し得ない平和な世界を歌っています。それが素朴な歌詞で綴られています。 理想に反応して、それを歓ぶという心は何処か…

法則を見出し、力に変換できない日本人

日本人は自然から法則を読み取ったり、それを何かに応用するというのが苦手な人達です。 昔の人々は、重いものを斜面を使って引き上げ、斧やくさびを使いながら、それらに共通する斜面の原理を見出しました。またアルキメデスは、テコで地球を動かせると言っ…

二つの状態の間で意味を見出だすことにより、人々は生きている

人間の精神がもっとも停滞するのは平坦な状態が続くときです。良いものにせよ、悪いものにせよ変化が必要です。交通事故や病気で大切な人を亡くして、その啓蒙に意義を見いだす人もいます。一方で他人を貶めたりすることに懸命な人達もいます。決して快楽の…

世界は関係性から成り立っている

「世界を構成する究極の要素は何か?」という問いに意味はあるのでしょうか。 もしも仮にコンピューターの仮想世界の中に住人が居て、「1とは何か」という問いを探求し続け、その結果「1とは、0001だった!、2とは0010だった」と喜んだとしても、我々から…

複数の独立した主体から構成される人格

人は時として、喋っている内容と行動が全く違うことがあります。無意識の意図や感情が、自分の行動を支配してしまうことがあるのです。 記憶が無いほど酩酊しながらも家に帰れたり、泥酔状態の音楽家が難なく楽器を演奏したという話を聞く事があります。また…

優れた「道具」に見られる特徴

優れた道具や機械には、共通して感じられる、ある特性があります。 そういった道具は、操作に対する反応が「良い」のですが、これは必ずしも反応が速いということを意味する訳ではありません。例えばピアノの鍵盤を押さえハンマーが弦を叩いて音が発生するま…

物理世界という地獄

「ブラッド・スローン("Shot Caller")」という映画があります。主人公は交通事故がきっかけで収監され、生き延びるためにギャングの一員となります。一旦その地獄に嵌ってしまうと、刑務所を出たとしても、常に囚人を束ねる支配者の影響下におかれ、逃れる事…

人生において解決を求められる3つのこと

人は生きている間、常に問題を解決していくことが求められます。 その為に人々は、複雑な思考を、意識するかどうかは別にして、行っています。考える際には大きく分けて、感覚や感情を主体にして考える場合と、記号を主体にして考える場合があります。 頭の…

「まだ大丈夫」と言い続ける日本人

日本人というのは懲りない人々です。 過去から学ぶ事ができず何度も同じ間違いを繰り返します。物事の説明を受けるのでも、単に新しい言葉で言い換えたものに過ぎないのに、言いくるめられて呆けたように感心しています。本質を理解するのではなく「偉い人が…

量を捉えられず、議論もできない日本人 

日本人の多くは精緻な思考ができません。 例えば男女平等が話題になると一人は「女性はもっと社会進出すべきだ」と言い、もう片方は「男女は異なるのだから平等など意味がない」となり、議論は終了します。 こうした話をする際には最低でも「このトピックス…

人工知能は人間以上の存在になり得るか

人工知能は「思考する存在」として、人間と同等以上のものになれるでしょうか。 コンピューターは情報を入力し、それを一定のルールに従い処理し、出力します。我々が誰か他の人間に話しかけると、彼自身の中で受け取った言葉を処理して、反応を返します。そ…

言葉をもったから人は罪を犯すようになった

言葉は人間に計り知れない恩恵をもたらしましたが、同時に災いをももたらしました。 近代文明の担い手達が気づいた事のひとつは、野蛮な未開人に文明を与えると、テロリストになるということでした。彼らの性質は教育によって変えられず、文明の利器を都合の…

意味や感情が希薄となり、自我も失ってしまった日本人

日本人には人として信じがたいような軽薄さがあります。まるで魂や心が欠けているようにも見えます。 ある種の異常行動の原因のひとつは物事に適切な優先順位や強弱をつけられないところから来ます。 例えば手を何度も洗わないと気がすまない不潔恐怖と呼ば…

言葉をないがしろにしてきた日本人

日本人というのは実に軽々しく言葉を扱う人々です。 例えば尊敬語や丁寧な言葉がしばらくすると相手を侮辱するものに変わってしまう事が良く在ります。「貴様」「御前」などがそうですし、「ご愁傷さまです」というのは時に極めて失礼な表現となります。「遺…

人間に取って代わるもの

ひとつの考えに過ぎませんが、ひょっとすると地球にはもともと文明を持った、現在の人間とは異なる形態の存在があって、地球規模の気候変動などのやむを得ない状況により、DNAに司られた有機生命体に彼らの情報と命の存続を託したのかもしれません。 言うま…

この世界の作り手が介入して来ない理由

もしこの世界を作った存在が居るならば、この世に無関心であるように見えるのは不思議なことです。まず彼らはどのようにこの世界を見ているのでしょうか。 仮に彼らにも我々と同じような時間感覚があるとします。すなわち、一方向にほぼ同じようなペースで流…

人間は完璧でないから生き延びてこられた

我々が認識できるものの中で最大の謎は自身の存在です。自分の見ているもの感じているもの全てが幻想であるとしても、自分の存在は否定しようがありません。 人間がどうやって存在するに至ったかという謎は計り知れませんが、ひょとしたら現在の人間の姿は激…

この世は不安定だから、全てが存在し活動が生まれる 

宇宙のエネルギーの総和はゼロという考え方があります。物質と反物質が接触し消滅するとエネルギーが生じ、それとそれ以外のエネルギーを足したものと、いわば負のエネルギーとも言える重力がちょうど相殺するというわけです。 この宇宙は不安定な状態だから…

共感を目的とし、自分の意志や考えを表明することに重きを置かない日本語

日本人は奇妙なうなずきをすることがあります。例えばニュース番組で若者が未来の希望を語る映像が出た後、アナウンサー達が微笑みを浮かべながら一斉に頷くのです。あるいは映画で主人公が恋人を思い浮かべ決意の表情で頷くこともあります。日本人ならば意…

この世界を創った存在を確かめるひとつの方法

「ソーセージ・パーティー」という映画があります。スーパーに売られている食材達を主人公にした寓話です。彼らは神(人間)に選ばれることによって永遠の地に行けると信じていましたが、実際には切り刻まれて食われるという真実を知ります。天国に行けると…

保険としての宗教や信心

神はいるのか、いないのか? もし仮にいたとしても、この物理世界や人間に関心を持っているのでしょうか? 神や悪魔と会話したという人もいるようですが、一般的に言って、神が存在するかどうかは不可知であり、誰にも分かりません。しかし、もし宗教が教え…

多数派に流されたり、借り物の思想を有難がる人とならない為に

ほとんどの人は独自の考えも信念もなく生きています。それでも、しばらく生きていると自分の信条を持ちたいと思うようになります。そういった時に便利なのが、宗教や思想なのです。 自らオリジナリティのある考えを一から作り上げるというのは大変なことです…

70億の人間の意識も、ひとつの意識が見ている夢に過ぎない、という考え方で世界を見る

地球上で次々と新しい生命が生まれては、はかなく消えていくという事が繰り返されています。この命の軽さ、無駄とも言える命の払い出しには何か理由があるのでしょうか。人間の命には何らかの価値があると信じる人ならば一度は考える問題です。 ひとつの考え…