大きな戦争が起こるとか、寒冷期が来るとか、大地震がもうすぐ起こるとか、「終わり来る来る詐欺」がかまびすしいですが、そのような破局的な世界の終りは来ないと思われます。映画「マッドマックス2」や「北斗の拳」のような荒廃した自由な世界というのは、実は無意識的に人々が憧れを持っているものですが、それとは正反対の世界がやってきます。
それは「正義と秩序」が支配する厳しい世界です。北朝鮮や、国際的に悪名名高き、日本の中世司法、息苦しい日本のイジメ社会をを思い浮かべると分かりやすいかもしれません。じわりじわりと真綿で首を絞めつけるように人々を苦しめ、自ら死を選ぶようにする、あるいは、罪を犯すように仕向けるのです。
過ぎた正義が奨励され、人々は互いに監視し合い、密告が奨励されます。警察やお上は常に立派な人々であると洗脳されます。人工知能は公正で完璧な支配機構を実現します。そして人々は、厳しい秩序に従って毎日規則正しく生活するようになります。そのような社会に合わない不適合者は、病人として隔離され薬漬けにされるか犯罪者と認定されます。
分かりますでしょうか? 世界が日本のようになるのです。北朝鮮や中国、ソビエトが一種の実験場であったように、日本も未来を先取りする実験場だったのです。
人々を教育や洗脳によってどこまで従順にできるか、大災害や失業、貧困に対してどこまで国民は耐性を持つのか、どの程度の社会的ストレスによって人は自殺するか、人口削減に対して大人しく従うか、いざ戦争が起こった場合に喜び勇んで戦場に行く優秀な兵士となるか、毒だらけの食品や、放射能汚染された食材によって人々はどう変わるか、デマ情報によって政府は国民を思い通りに動かせるか、国は借金だらけで年金制度は破綻寸前というウソで国民から金を巻き上げられるか、円高で日本企業が繁栄するからという理由で物価を高く吊り上げられるか。
そしてこのような事が降りかかっても人々はあいかわらず、政府や役人、警察、司法、医者や金持ちを崇め続けるのか、全てが目的をもって行われ、ビッグデータが収集され事細かく分析されているのです。
日本人の特性は、新世代の統治者にとって理想的なものです。確かにある意味、日本は理想の国です(笑) しかし世界の人々が日本人的なものになればいいのであって、オリジナルの日本人が必要なわけではありません。それは誤解なきように(笑)